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女囚セブン1話ネタバレあらすじと感想!剛力彩芽アクションシーンと京都弁が痛快! [ドラマ]

金曜ナイトドラマ「女囚セブン」

京都の芸妓だった主人公・琴音(剛力彩芽)はある日親友の芸妓を殺害した容疑で女子刑務所に入られれる。

そこでは、一癖もふた癖もある女囚たちが日々バトルが繰り返されていた。

琴音は同じ芸妓をあやめたとして、捕まったが実は冤罪で刑務所に入ったのは何か彼女なりの思惑があったのだ…。

一見シリアスなドラマかと思いきや、刑務所でのバトルがコミカルに描かれているコメディドラマです。

今回は「女囚セブン1話ネタバレあらすじと感想についてまとめてみました。

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女囚セブン1話ネタバレあらすじ【前半】


皆様は刑務所にどのようなイメージをお持ちですか。

灰色の塀に囲まれた窓もないような薄暗い場所で、鎖に繋がれた受刑者が厳しい規則にがんじがらめ。

そんなイメージをお持ちではないですか。

とんでもない!そのイメージは古いんです。

法務大臣の内藤(高橋)は国会にて熱弁していた。

我々が目指す現代の女性刑務所は何よりも母性の保護。

この基本理念を最重要課題とし少しでも明るい環境を作るため、服はピンクに塀はどこまでも低く。

女性に優しい国づくりこれを実現しなければならない。

===
花園刑務所にて脱走を知らせるサイレンが鳴り響いていた。

山川まお(山崎静代)通称・野獣が脱走を図っていた。

山川まおは、高い塀を意を決して飛び降り外の世界に出ることに成功。

しかし、そこを通った護送車にひかれてしまった。

サイレンが鳴り響く刑務所内で女囚たちが塀の方に近づき外の様子を伺っていた。

護送車に乗っていた神渡琴音(剛力彩芽)が気絶している山川まおを背負い、駆けつけた刑務官たちに近づいていく。

集まった刑務官は山川を神渡から引き離し、刑務所へと運んでいった。

現場にかけつけた刑務官たちは所長室に呼ばれた。

「囚人が脱走して護送車にぶつかったと小耳に挟んだが…」と刑務署長・恩田健郎(池内万作)が切り出すが、恩田のこしぎんちゃくのような部長・一本松昇(永野宗典)より「そんな事実はありません」ともみ消そうとする。

花園刑務所に連れられてきた神渡琴音は358番と呼ばれ鬼の異名を持つ女刑務官・百目鬼幸子(宍戸美和公)に何をしたかと問われ「殺人どす…」と静かに答える。

神渡琴音は同僚の芸妓をあやめ刑務所に連れらてきたらしいと、既に女囚たちの間では噂になっていた。

神渡が連れられていった部屋には6人の受刑者が住んでいた。

花園刑務所では、朝6時半に置き夜9時には就寝。就寝前のおよそ4時間は余暇として自由に過ごすことができる。

受刑者たちは、刑務所内にて生産作業と自営作業に分かれて仕事をする。

生産作業はお箸の袋、トートバック、赤白帽子などを作り、自営作業は掃除洗濯などと受刑者たちと生活を共にするための労働作業だった。

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翌日、草むしりの作業をする女囚たち。

しかし、ほかの女囚たちが軍手をする中、神渡琴音(剛力彩芽)には軍手が渡されなかった。そこに、同じ部屋の女囚・坂本奈津(安達祐実)が話しかけてくる。

「新人にはないんだ。軍手」

さらに、津田桜子(平岩紙)が神渡に近づき「親友の舞妓をあやめたのは本当なの」と問いかけてくる。

しかし何も話さない神渡。

「どべにしかとされたー!」と甲高くぶりっ子口調で叫ぶ桜子。

その姿に、市川沙羅(トリンドル玲奈)がうるさいと噛み付き、桜子が「満たされない女っていやー」口調で挑発する。

すると、被害妄想壁があるヒステリックな矢島千鶴香(橋本マナミ)が反応し「今私のこと言ったよね。あの人もよく言ってた。私のこと満たされない女って。何で知っているの?盗聴?!?」と泣き崩れる。

そこに楠瀬司(山口紗弥加)がスコップを持って、泣き崩れる千鶴香の目の前に突き立てて「シャーラップ!!」と言いその場を静めた。

1点を見つめ、あいからわず何も話さない神渡。

女囚たちは、肥料を運べと刑務官に言われるが「全部ドベにやらせればいいんだよ」と奈津以外の女囚たちは琴音に押し付けその場を去っていく。

何も言わずに肥料を運ぶ琴音。しかし、後ろから蹴られ、しかけてあった穴に落ちてしまい、肥料が顔や体中にかかってしまった。

それでも琴音はひとことも言葉を発することなく顔色一つ変えない。

===
昼食時、食事を取ろうとすると琴音のご飯にごきぶりが入っている。

ざわつく女囚たちだったが、琴音は動じることなくゴキブリが乗った平然とそのまま食べ、周りを驚かせる。

昼食後、ガーデニング作業中、奈津が腹話術で神渡琴音に声をかけるが、相変わらず無反応。

それでも奈津は琴音に同室の女囚たちについて説明する。

遺産目当てでおじいさんを手に掛けまくった津田桜子(平岩紙)あだ名はエロ女。

そして、悪徳政治家の秘書のヅカこと楠瀬司(山口紗弥加)。

患者を手にかけ、全身整形をしている元ナースの矢島千鶴香(橋本マナミ)。

1番ガラが悪く、旦那を手にかけた元ヤンの市川沙羅(トリンドル玲奈)

老老介護に疲れ夫をあやめてしまった、ウメばあさんこと平塚うめ(木野花)

そして刑務所内の情報通であり無銭飲食で捕まった坂本奈津(安達祐実)

相変わらず何も喋らない琴音だったが、ガーデニングで手についた泥が血に見え、事件当時のことを思い出し慌てて洗い流す。

入浴中、琴音はある女性と目が合う。

その女性がお風呂から上がるとロッカーには「2人だけ出会いたい358」というメッセージが入っていた。

その女は琴音が自分にラブレターを書いてきたと思い、風呂から帰る琴音を襲おうとする。

しかし、神渡はものの見事にその手を振り裁き取り押さえてしまった。

騒ぎをかけつけた刑務官が訪れ、奇妙な声と丁寧な京都弁で「なんべんしてどす…」と静かに女に謝った。
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女囚セブン1話ネタバレあらすじ【後半】


就寝前、部屋ではちょっとしたことで相変わらず女囚たちが言い争いを始める。

その頃、脱走をはかり取り押さえられたは懲罰が終わり共同部屋に戻ってきた。部屋に戻ったまやは、自分のハートの箱の中に入れていたとある宝物がなくなっており混乱する。

そして、同室の女囚がまやの脱走を邪魔したのは、琴音だと告げ口し、まやは琴音に襲い掛かる。

騒ぎを起こし、刑務官たちに呼び出される、琴音、奈津、まや。

まやは自分の宝物が無くなっていたことを話すと、身体検査が行われ、琴音のポケットからまやの宝物である韓流スターの写真が見つかる。

まやは怒り狂い「おのれのせいで私はもう二度とヒョン様に会えない」と殴りかかる。

しかし、奈津が琴音をかばい殴り飛ばされてしまう。

奈津を殴り飛ばし、まやは琴音に襲い掛かるが、琴音は見事にまやの攻撃を交わし、取り押さえてしまった。

===
騒動の後、刑務官にその場に待機しろと言われた琴音と奈津。

まやに襲われ腰を痛がる奈津に琴音は「怖い刑務所であんたはんが親切にしてくれはってうれしやす。うちのためにそんなけがまで。ほんまおおきに」と頭をさげる。

しかし…

「なーんて!それはほんまはうちに近づくためのお芝居」

今までの嫌がらせあんたの仕業でしょと淡々と話す。

あんた本物のスリでしょ。あれだけの腕だったら警察には捕まらないわねと琴音は奈津の全てを知っていた。

奈津は子供の頃から友達の大事なものを盗み、人ごみの中ではバックから財布を抜き取るスリを繰り返していた。

動揺する奈津に琴音は次々と捲くし立てる。

「ここだけの話し、うちは本当に貧乏ですりの腕があったらやっていただろう。しかし、あんたは自分と違っていい育ちをしているなと語る。花の植え方、食べ方、たたずまいで育ちがいいことはわかる。それなのに、すりや食い逃げしてまで塀の中にいるなんて、帰る家も家族も何もない、旦那がいるだなんて嘘でしょ」

奈津は元夫にプロポーズされていたことを思い出していた。

結婚し、旦那につくしていた奈津だったが、旦那は離婚届けだけ置いて出て行ってしまった。

さらに、奈津は刑務所に入りたくて入った志願囚でしょと暴いた。風呂場で奈津が他の女囚に「あんたまた来たの。」と言われていたことを聞いていたのだ。

奈津は開き直り

「だったら何なの」と言う。

すると、琴音は…

「その若さでようやるわ、家族が旦那がって哀しい嘘までついて、ほんまきしょく悪いわ!家族なんてユニット時代遅れやわ!血が繋がっているだけでちまちままとまって。同じ家にいるさかい、腹も立つんかい!殺しおうたりお金でもめたり。

親はたとえ悪人でもみとらなあかん。知らんけどあくどいファミリービジネスで大金持ちになったら、
世界をお金で買う気になる人もいはるんわ。家族なんてユニットの弊害やわ。

人間生まれる時も死ぬ時もどうせ一人やし。
SFやないけど近未来は人はカプセルで生まれてカプセルで死ぬんとちがいますか。
みんな生まれたときから一人ですっくと生きたらよろしい!

ひょっとしてあんたはん、世にいう全うに家族の幸せ作られへん自分が悪いとか思っているのと違います。いやいやいや、悪いのはあんたはんやない。

あんたはんをそこまで寂しい思いにした家族どす。

罪は犯すやつが悪いんやない。
犯させるやつが悪いんどす。」

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「あんた…ただものじゃないね。」奈津は琴音に事件を本当に起こしたのか尋ねる。

事件当日ー。

芸妓だった琴音。

しかし、接客中酔ってしまったとふらつきその場に眠ってしまった。起きると手には包丁があり、芸妓仲間の雪乃が目の前でなくなっていた。

琴音の手には赤い血がついていた。

琴音が働いていた女将が面会にきて問いかける、「あんたほんまはやっていないのだろ。何で罪認めたりした。」「無実を証明するためどす」

そう、実は琴音は冤罪だった。

「うちも志願囚みたいなもんどす」

===
「情報屋が何も聞き出せなかったのか。」

とある女に報告しそう言われる奈津。

料亭では法務大臣が会食をしていた。

接客している芸妓の着物には盗聴器がしかけられていた。

夜中に目が覚めトイレに向かう琴音。

一人になった琴音を見たエロ女こと桜子が囁いた「地獄に落としてあげる」

次はエロ女vs琴音の対決が始まるー。

女囚セブン1話ネタバレあらすじの感想!


テンポが良くて、コメディタッチで描かれているシーンもあり、予想以上に面白かったです!

女囚のひとりひとりのキャラも立っていて、剛力彩芽さん演じる琴音のアクションシーンが本格的で、京都弁で捲くし立てるシーンが痛快で圧巻でした。

辛らつなことをいいつつも最後は相手の気持ちを察してなだめる…。

笑いあり、アクションあり、痛快さあり、ほろっと感動するような人情味もある、ドラマです!

また、琴音は冤罪にも関らずなぜ罪をかぶり自ら刑務所に入ったのか。

今後その謎が明かされていくと共に、琴音の何かを暴こうと女囚たちを使う謎の黒幕は一体誰で何の目的があるのか。

今後の展開からも目が離せないです!

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ドラマミステリーズ情けは人の…ネタバレあらすじ(向井理)&感想!黒幕はまさかの人物! [ドラマ]

ドラマ「ミステリーズ~カリスマ書店員が選んだ珠玉の一冊」にて、向井理さんが主演を務める「情けは人の…」が放送されます

原作は今邑彩先生の短編小説「盗まれて」の作品の中のひとつ「情けは人の…」です。

主人公・北川健史は誘拐計画をある男から持ちかけられ協力することになります。

しかし、健史が誘拐計画の黒幕だと思っていた男はまさかの人物で…

という、予想をはるかに越えるラストが待ち受けています!

今回は、原作小説「情けは人の…」を読みましたので、あらすじネタバレを結末までと感想についてまとめてました!

(結末を知りたくない方はご注意ください!)

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ドラマミステリーズ情けは人の…ネタバレあらすじ(向井理)を結末まで!


主人公・北川健史(向井理)はバーテンダーとしてアルバイト生活を送っていた。

ある日、閉店間際の店内に中年の男・赤堀(小澤征悦)が、酒によって寝ていた。健二はもう閉店ですと声をかけ、起きあがった赤堀はに自分の身の上話をしてきた。

赤堀は「ツカハラ産業」という会社で働いていたが、つい最近クビになったという。

20年近くも身を粉にして働いてきたにも関らず、クビになり、退職金も十分に支払われず、女房にも逃げられマイホームの借金だけが残ったという。

健史は「ツカハラ産業」というのを聞いて、動揺した。

健史は母・喜代女手ひとつで育てられ、去年がんで亡くなった。

父親となる男とは不倫であり、母は結婚できないことを承知の上で健史を産んだ。

その、父親の男の名は塚原幹緒。赤堀がクビになったという「ツカハラ産業」の社長だった。

健史は父親である塚原とは会うこともなく、健史を認知し、母に店を1軒与えただけでそれ以上のかかわりを持とうとはしなかった。

会社を突然クビになり、塚原に復讐することを考えているという赤堀は健史に手伝ってくれと頼んできた。

その復讐の内容は、塚原には10歳になる息子・昌彦を誘拐するというものだった。

昌彦は30歳も年の離れた後妻との間にできた子供であり、目に入れても痛くないほど可愛がっている。

赤堀はその子供を誘拐し、身代金を要求、塚原にも子供を失った苦しみを味わってもらいたいという。

実は赤堀にも息子がいた。

生きていれば塚原の息子と同じくらいでったが、赤堀が仕事をクビになり、妻が働きに出ている間に、子供が事故に合い、亡くなってしまったという。

もし、自分がクビにならずに妻が家にいたらそんな事故は起きなかったかもしれない。

だから、塚原にも同じ苦しみを味あわせてやりたいと言った。

健史自身も母を捨て、その後も関係を持とうとしなかった塚原に恨みがあり、協力することにした。

赤堀は、健史に子供を誘拐している間に逃げないように子供の子守をしておいて欲しいという。

意外にも赤堀は子供は好きなため、子供は殺さず金だけ受け取ったら子供は返すというものだった。

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そして、誘拐は決行された。

赤堀の知り合いが所有している別荘に待機していた健史。

そこに、赤堀が塚原の息子・昌彦を誘拐してきた。

子供は薬で眠らせており、学校の下校途中に母親が事故に合ったとだまし、車に連れ込んだという。

赤堀は、塚原と取引をするため、昌彦を健史に預け、パンや牛乳などの食料を置いていった。

そして、顔がばれないように、フランケンシュタインのゴムマスク、連絡を取るための携帯電話を健史に渡し去っていった。

まだ眠っている昌彦を健史はじっと見つめていた。

「これが俺の弟か。母親は違うが同じ父の血を引く弟」

すると、昌彦が目を覚ましだし、健史は慌てて先ほど渡されたフランケンシュタインのマスクをかぶった。

起きた昌彦は不思議そうにあたりを見回し、フランケンシュタインのマスクをかぶった健史に気がつくと恐怖におびえた顔をした。

健史はおもわず「怖がるなよ。ただのマスクだよ」と思わず言ってしまった。

すると、健史は「ここはどこ?ぼく誘拐されたの?」と言ってきた。

そして、続けて「僕のパパからお金を取るつもりなんだね、お金を取ったらぼくを殺すの?」とおびえながら聞いてきた。

健史は「殺しはしないよ、おとなしくしていればすぐに家に帰してやる」

と言い、昌彦はおとなしくしている、逃げないと言った。

のどが渇いたという昌彦に牛乳をあげるものの、昌彦は牛乳は嫌いだと言い出す。

しかし、健史は贅沢言うなと牛乳を渡し、仕方なく飲み始める昌彦。

ふと健史は「牛乳飲まないと大きくなれないぞ。大きくなったらパパの会社をつぐんだろう」とからかうように言った。

しかし、昌彦は「僕、継がない、僕は一人息子ではない、自分を誘拐してもパパはお金を払わないと思うよと言い出した。

妙に大人びた様子の昌彦は「ぼく、パパの子供じゃないもん」と言った。

健史は驚いていた。

実は、昌彦は母が浮気してできた子だという。

父と母が言い争っている様子を偶然見てしまい、自分と本当の親子かどうか確かめるために遺伝子鑑定をするつもりだと言っていたという。

父は、人前では昌彦を可愛がるふりをしているが、家では冷たく目に入らないみたいに振舞ってくる。

だからお金は払わないと言った。

昌彦の母と父は、親子ほど年が違う。

親子ほど年が違う初老のもとに若い娘が好き好んで嫁に行くとは思えない。

おそらく政略結婚的なものがあり、昌彦の母には別の恋人がいたのだろう。

こうしてみると、確かに昌彦は塚原の面影がないように見えた。

健史はすぐに赤堀に連絡しようとしたが、携帯は渡されたものの赤堀の電話番号が知らず、赤堀から電話がかかってくるのを待った。

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1時間後、電話が鳴り、赤堀に先ほど昌彦から聞いた話しを告げた。

しかし、実は赤堀はその話しを知っていた。

そして、本当に昌彦は塚原の息子ではなく、母・京子が結婚前から付き合っていた恋人との間にできた子供だという。

血液型でばれることがなかったため、塚原には内緒で塚原の子供として育てていたが、昌彦が成長するにつれ、自分と全く似ていないことから疑いを持ったという。

健史は、それじゃあ昌彦を誘拐しても塚原は金を払わないじゃないかと赤堀に言った。

しかし、赤堀は塚原は金を払う。警察にも知らせずこちらの要求どおりの金額を払うと妙に強気だった。

塚原が赤堀に払うお金は「子供を生かすための金じゃない」という、意味がわからない健史。

実は、「この誘拐計画を企てた黒幕は俺ではない。いずれ健史ツカハラ産業の後継者になるためには、昌彦が邪魔だろう。」

と言い驚く健史。

実は赤堀は、健史が塚原の息子であることを知っていた。

赤堀は、昌彦を殺さないといっていたが、実は殺すつもりで誘拐した。

会社をクビになったとか、子供を事故で亡くしたというのは健史から買うためのうそでだった。

赤堀が黒幕ではないということは…

そう、これまでの話しからすると塚原幹雄ということになる。

つまり、赤堀が塚原から受け取る金は、「子供を殺すための金」という意味だ。

塚原は京子と離婚となれば、その理由がメディアに取り沙汰され若い妻に裏切られたという自身のプライドが傷つく、だからといって、他人の子供を将来自分の会社の後継者にできない。

そのため息子が誘拐されたふりをして殺してしまうことを考え赤堀と一緒に実行したのだ。

昌彦がいる隣の部屋から声がした。

健史が様子をのぞきに行くと、昌彦は苦しそうな顔をして顔からは汗がでており、腹痛を訴えた。

苦しくて死にそうだと言い、一瞬健史は仮病を疑ったが、悲鳴のよな声を上げて苦しんでおり、その苦しみ方が普通の腹痛ではないことが健史にもわかった。

健史は学生の頃、友達が同じように突然のお腹が痛いと苦しみだしたことを思い出し、急性虫垂炎ではないかと考えた。

苦しむ昌彦を見て、早く医者に行かなければ命取りになるかもしれない。

しかし、病院にいけばこの誘拐計画は失敗になる。

塚原が金を払うのは昌彦の死に対して、ここで病院に連れて行き昌彦が助かったら金は入らない。

いや、健史は目先の金のことはどうでもよかった。

しかし、さっきの赤堀との電話の中で健史の中に黒い野心が芽生えて始めていた。

もし昌彦が亡くなれば、塚原に後継者がいない。

すでに60歳を過ぎている塚原は今から子供を作るのは難しいだろう。

となると、もしかしたら自分の血を引く唯一の息子、つまり自分が塚原の正当な後継者となる。

それを考えると、今昌彦を助けるために病院に連れて行くことは、健史にとってメリットがない。

病院に連れて行かなくてもいいか…

そう悪魔のような考えになっていた健史はふと母親の口癖が脳裏に蘇った。

「情けは人のためにならず」

情けは他人のためにかけるんじゃない。自分のためにかけるんだよ。

見返りを期待して他人に親切にするという意味ではない、自分がされたいと思うことを人にすればいい。

そうすれば、たとえ何の見返りがなかったとしてもそれだけで幸せになれる。

母はいつもそういっていた。

実際に母は、塚原に捨てられた後でも恨み言ひとつ言わずに健史を懸命に育て生きたことに満足して亡くなった。

もしここで自分が欲望に負けて昌彦を助けなければ1番悲しむのは母かもしれない。

そう気づき、健史は救急車を呼んだ。

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昌彦は病院に運ばれ手術を受けしばらく入院することになった。

健史はこのまま自宅に戻ろうかと思っていたが、別荘に自分の荷物を忘れていたことに気づき戻ることにした。

別荘に戻ると赤堀がいた。

赤堀から事情を聞かれ、昌彦が盲腸になり病院に運んだことを話した。

昌彦が病院に連れて行ったことにより、誘拐計画は失敗し塚原も金を出さない。

塚原は、健史を後継者にしたがっていると赤堀が言った。

しかし、健史はもうその気はない。俺に親父はいない、いたのは母だけだといい別荘を出ようとした。

ところが、赤堀は突然健史に銃をむけ、まだ話しがあるという。

そして、この誘拐計画の黒幕では塚原ではないということを話しだす。

実は塚原はこの誘拐計画のことは何も知らず、この計画の話しを持ちかけた黒幕。

それは、昌彦だったのだ。

信じられない健史。

昌彦は自分をわざと誘拐させて父から金を奪おうとした。

そして、赤堀は哀れむように銃を健史に向けたまま

「おれたちが誘拐したのは昌彦ではない。やつは誘拐したほうだ。俺たちが誘拐したのはあんただったんだよ」

と言い放った。

そう、つまり誘拐されたのは健史だった。

昌彦は誘拐されたふりをして、健史が別荘から逃げないように見張っていた。

逆だったのだ。

昌彦は自分が塚原の息子でないことを知っていた。

そしてもう一人息子がいることも知っていた。

昌彦は親子鑑定されて、自分が実の息子ではないことがわかったら京子と離婚して、もう一人の息子の方と暮らすつもりでいたことも
知ってしまった

もう一人の息子である、健史と。

このまま塚原の家の息子でいたい昌彦は誘拐計画を企てた。

塚原から身代金を奪い、健史が死体になって発見される。

そういう筋書きだった。

健史がいなくなれば、塚原の愛情は昌彦に向くそう考えていたのかもしれない。

つまり健史が別荘に戻ってきたことで誘拐計画はまだ続いていた。

赤堀の指が引き金にかかり、ゆっくりと引かれた。

健史は思わず目をつぶり覚悟した。

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(カチッ)

「弾は入っていない。あんたを殺す気はない。いや最初はあった」と言い出す。

もし健史が昌彦を見殺しにしていれば、赤堀はためらわず健史を殺すつもりだった。

しかし、健史は昌彦を助けた。

これでおあいこだ。どこへでも行けといって、赤堀は手に持っていた銃を投げ捨てた。

赤堀は、ツカハラ産業の従業員ではなかった。

しかし、塚原のせいで子供を失ったということはある意味本当だった。

そう、昌彦の本当の父親は赤堀だったのだ。

昌彦の母・京子が結婚前から付き合っていた恋人というのは赤堀だったのだ。

そして、塚原は健史の母と正式に結婚しようとしていた。

しかし、母が断ったと言う。

健史は全く知らず父からは無視されてきたと思っていた。

その後、昌彦の母・京子と再婚した。

もし、健史の母が塚原と結婚していたら、赤堀と京子が別れることもなかったのかもしれない。

お互いどこかで人生が狂ってしまったようだな。

でもやり直せる。今からだって遅くない。

そう健史はいい、別荘を後にした。

健史は無性に父に会いたくなった。

亡くなった母のことを話しあの一言が自分の命を救ってくれたということを

「情けは人のためにならず」

ドラマミステリーズ情けは人の…ネタバレあらすじ(向井理)の感想!


情けは人の…ネタバレあらすじの感想!

ラストの展開にははらはらドキドキしてしまい、続きが知りたくて知りたくてあっという間に一気に読んでしまいました。

黒幕だと思っていたあの男が、実は犯人ではなく、まさかの昌彦!であり、自分が誘拐犯側だと思っていた健史自身が誘拐されていたという、まさかの展開が衝撃でかなり面白い作品でした!

なんとなく、こういうラストで終わるのかな、黒幕はあの人物かなと想像しながら読む人が多いかと思いますが、その想像をはるかに、1枚も2枚も超えるラストが面白かったです。

短編小説なので、ミステリーが苦手な方でも読みやすいかと思います。

気になる人はぜひ原作小説を読んでみることをおすすめします。

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ドラマミステリーズ妻の女友達ネタバレあらすじ(大泉洋)&感想!結末は妻が衝撃の告白… [ドラマ]

「ドラマ・ミステリーズ~カリスマ書店員が選んだ珠玉の一冊」にて、大泉洋さんが主演を務める「妻の女友達」

これは小池真理子先生の小説「妻の女友達」の短編ミステリー集の作品のひとつです。

今回は、小池真理子作品「妻の女友達」の原作小説を読んだので、ネタバレあらすじを結末までと感想をまとめました!

(結末を知りたくない方はご注意ください)

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ドラマミステリーズ妻の女友達ネタバレあらすじ(大泉洋)【前半】


広中肇(ひろなかはじめ/演:大泉洋)は市役所の戸籍係として勤務していた。

市役所とは言っても、小さな出張所であり仕事量はたかがしれている。よほど混んでない限りは、定時の5時にはきっかり会社を出て、自転車にて家路についた。

市役所から自宅までは自転車で10分以内の距離。途中寄り道をするところもなく、肇には家庭以外に興味はなかった。

肇には家庭こそが生きがいであり、特に大きな野心もなく平凡で波風のたたないつつましい人生を送っており、そんな日常に満足していた。

肇の妻・志津子(戸田菜穂)とは5年前に見合い結婚した。

清楚で控えめで優しく気配りの家庭的な女性。肇の好みでありで、平穏な家庭生活を育む姿は肇にぴったりのパートナーだった。

志津子は子供の頃に煩った小児マヒの後遺症で、右足に軽い障害があり、歩行に問題はなかったもののやや少し引きずるように歩いていた。

肇には3歳になる娘・ちえみ(井上風宇子)がいた。

志津子に似ておとなしく、仕事が休みのときは、家族3人で近所を散歩し公園のベンチでアイスを食べて過ごす休日を送り、混雑するデパートや遊園地に行きたいと思うこともなく、それは志津子も同様だった。

志津子は洋服や小物などに物欲が少なく、自分がほしいものは手作りすることが好きだった。パッチワークのクッション、ぬいぐるみ、座布団、ちえみのおもちゃなど、自宅にあるものはほとんど志津子の手作りのものだった。

肇や志津子の友人が自宅に来ることもほとんどなく、肇はそんな家族3人つつましくひっそりと過ごす毎日に幸せを感じていた。

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ある日、志津子が料理教室に通いたいと言い出した。

週に1回通うだけで、フランスの家庭料理がマスターできるものだという。

肇は、志津子は料理上手だから必要ないんじゃないかと思ったが、家事だけが趣味のような妻に、少しは楽しみを与えてやってもいいような気がして、料理教室に通うことを承諾した。

その直後、自宅の電話が鳴った。

平日の夜9前。この時間に電話をかけてくるものはほとんどおらず、肇は不思議がりながらも電話にでた。

電話口の女性は「多田美雪」と言い、志津子の友人だった。

多田美雪(高岡早紀)は志津子の高校のクラスメートで、卒業後アメリカに渡りアメリカ人と結婚。

そのためしばらく連絡が途絶えていたが、アメリカ人と結婚し別れた話しを書いた本がベストセラーになり、いまや有名な女流評論家となっていた。

つい先日、この近所に引っ越してきて志津子に連絡をしてきて、近くまで来ているからこれから自宅に来るという。

肇は、内心迷惑だなと感じていた。

これからちえみとお風呂に入り、志津子とテレビを見てゆっくりと過ごそうと思っていたからだ。

多田美雪はペンネーム・ジャネット多田という名で活躍し、「ブロンド胸毛と暮らした日々」というエッセイ集でブレイク。

肇の職場の女の子たちも彼女の本を買って読んでおり、物凄い美人だからブロンド男と暮らせたのよねと、どうやら美人であるということも知っていた。

肇も志津子から、友達が書いた本なのと渡されたが、不潔ったらしいタイトルが嫌で中身は読まなかった。

来るなら明日にしてくればいいのにと思っていたところ、美雪がやってきた。

自宅に訪れた美雪は映画やテレビに出る女優のように美しく、優雅だった。

セクシーな衣装に高価な装飾品を身にまとい、きつめの化粧に香水を身にまとった美雪は、どう見ても志津子と同い年で、高校時代に仲が良かった女性には見えなかった。

美雪はタバコを吸いながら、二人はぺちゃくちゃとおしゃべりを始めた。と言っても、ほとんどが美由紀の自慢話しだった。

本の出版のこと、マスコミに取り上げられ人気者になったことや、芸能人とのパーティーなど志津子は、その話しを素直に「すごいわ、偉いわ」と聞いていた。

派手で華やかな女の傍、ほとんど化粧もしていない地味な志津子が必死で相槌を打っている姿に肇はいとおしく、痛々しさも感じた。

美雪は、忙しさのあまり身の回りの世話をしてくれる人が欲しいと話し始め、週に1回でいいから自宅の掃除や洗濯など志津子に働かないかと誘う。

肇は内心では反対だったがしぶしぶ了解し、志津子は毎週水曜日に美雪の家に行くことになった。

料理教室も水曜日だったため、ちえみを昼間保育園に預けている間、志津子は美雪の家に行き、掃除や洗濯を行い、料理教室に通い夕方ちえみを迎えにいくということで決まった。

肇は突然現れた美雪に不快感を抱き、本当は志津子に掃除になんて行くなと言いたかったが言い出せず、いつか美雪がきちんとした家政婦を雇い、志津子も料理教室が楽しくなり美雪の小間使いにされていることがいやになる日がくることを願った。

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美雪が来た2日後の水曜日

肇が帰宅すると、志津子がめずらしくにぎやかで「すごいのよ」と美雪家での仕事のことを話し始めた。

ハリウッドスターが住むような自宅で、家具も食器も高価で洋服も沢山有り、デパートみたいだと。肇は聞いているだけで不愉快だったが、そんな様子に気づくことなく志津子は興奮して話しを続けた。

料理教室も仲間がたくさんできてわかりやすくて楽しいらしい。

毎週水曜日は、志津子が料理教室で習ってきた料理が1品並ぶようになり、食卓での会話は美雪のことで終始した。

美雪は、時折自分が着なくなった服やアクセサリーなど志津子に譲り、志津子も嬉しそうにテーブルに並べて見せた。

肇は「よかったな」と言いつつも、物乞いのようにもらっている志津子の姿を想像すると不快感が募っていった。

美雪の自宅に行くのは週に1回の約束だったものの、次第に週に2回、3回行くようになった。

突然の電話で始まり、掃除や片付けだけでなくパーティーの料理や夜食の用意、家賃の支払い、生活用品の買出しから修理に出したハイヒールの受け取りまで、あらゆることをやらされるようになった。

時には、夜になって出張の荷物のパッキングを手伝って欲しいと連絡があり、しぶしぶながら夜遅く志津子は出かけ、疲れた顔で帰ってきていた。

その様子を見ていた肇はイライラが募っていき、なぜ志津子はこんなにこき使われなければいけないのか、人手を借りるべきは足の不自由な志津子の方ではないかと思うようになっていった。

肇は志津子に、もう行くのはやめろと何度も言いたかったが、美雪のような女でも志津子の数少ない友人であり、友達らしい友達と遊びに行くこともなかった志津子の寂しい環境を考える言い出すことができなかったのだ。

そして肇の中で「アイツサエ イナケレバ」と、自分の中で得たいの知れない何かがささやくようになっていった。

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ドラマミステリーズ妻の女友達ネタバレあらすじ(大泉洋)【後半】


時が流れ、美雪は四冊目のエッセイ集を発表し、マスコミで騒がれる日々を送っていた。

肇の勤務する市役所でも、女子社員たちはどこからか志津子が美雪と知り合いであることを聞きつけ、美雪についてあれこれ聞いてきた。

肇はやや自慢げに自分は1回しか会っていないが女房とはしょっちゅう会っている、明るくていい人だと答えていた。

会ってみたいなという女子職員には、女房を通じて会わせてあげようかなどと、にこにことして間違っても美雪の悪口を一切言わないように心がけていた。

こう言っておけば、もし美雪の死体が発見されても、自分のことを疑うやつはいない。

自分が美雪と恋愛関係になり、志津子と三角関係となったという疑念を持たれないだろう、仮に疑われたとしても1番に容疑者リストから外す。

女房と二人きりで暮らしたいから、女房の友達を手にかける旦那がいるとは誰も想像しないだろう。

そう高を括っていた。

秋になり、志津子の母親が軽い脳梗塞を起こしたため様子を見に、ちえみを連れて実家に1泊してくることになった。

肇は、その日美雪が自宅にいることを知っていた。

なぜなら、前の晩に美雪から風邪を引いて自宅療養するため、志津子におかゆを作りにきてもらいたいと連絡があったのだ。

しかし、志津子は突然実家に帰ることとなり、申し訳なさそうに断っていた。

美雪から預かっている合鍵は、志津子が持っていっていたが、むしろ合鍵はない方が都合がよかった。

肇は仕事着から着替え、緑色のコールテンのジャケット、とカーキ色のチノパンに着替え、冬用の皮手袋取り出し、革ベルトを用意した。

夜7時すぎ。

肇は自宅から美雪に連絡をし、志津子に頼まれお見舞いの連絡をしてあげてと言われたと言い、果物など何か食べられそうなものを持きますよ、美雪に玄関にそっと置いて帰るから、鍵をあけて置いてくださいと連絡する。

自宅からすぐの美雪のマンションに着き誰にも会うこともなく美雪のマンションに到着した肇。鍵はかかっておらず、ドアはすっと音もなく開き、玄関から美雪に声をかける。

奥から「中にどうぞ」と美雪の声がした。

肇は美雪の部屋に入り、この贅沢なマンションで志津子が足を引きずりながら掃除をしているのかと思うと涙が出そうになった。

今に行くと、美雪が真っ赤なガウンを着たまま、退屈だったから一緒にホットウイスキーでも飲みましょうと言い出す。

いいですねと肇は誘いにのり、キッチンで美雪がウイスキーの準備をしている後ろで、そっとポケットに手を入れ革ベルトを取り出した。

美雪が肇の方を振り返ろうとした途端、肇は革ベルトを彼女の首に巻き、美雪を手にかけ命を落とした。

肇は突然恐怖に襲われ、ベルトをぽけっとにしまいその場から逃げ出した。

帰り際誰にも見られることなく自宅に戻ることができた。

これで、志津子とちえみの3人のまた平穏な日常の暮らしに戻ることができる。そう思うと肇は嬉しかった。

しかし、そう思ったのもつかの間、ジャケットの片方の袖口のボタンがちぎれていることを発見した。

茶色のくるみボタンでH・Hのイニシャルが入っている。

肇はあわてて、自宅や玄関を探したがどこにも見つからなかった。もしかして…美雪の家に落としてしまったのか。

実は、美雪を殺めた時、肇の袖口あたりをつかんできた。その時にボタンを引きちぎってしまったのかもしれない。

そうすると、H・Hのイニシャルが入っているくるみボタンは美雪の自宅に落ちているのもしれない。もし、警察にでもそのボタンが見つかったら肇が怪しまれてしまう。

美雪のマンションに行って取り返しに行こうと思ったが、二度とあそこに行くのが嫌だった。帰りに誰かに見つかってしまうかもしれない。もう一度冷静に考えてみることにした。

もしかしたらあのボタンは、古いジャケットであるし元々ちぎれていたのかもしれない。志津子は几帳面だったが、着なくなったジャケットのボタンを取り寄せて縫い付けることもしないだろう。

それは一縷の望みだったが、肇は美雪のマンションに再度行くことをさめる口実を自分の中で作り言い聞かせた。

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翌日、いつもどおり出勤していると志津子から役所に連絡があり、志津子が美雪が亡くなっているのを発見したという。

実家に戻った志津子が戻ってきてすぐに美雪のマンションを訪れ第一発見者になると想像していなかった肇は動揺した。

仕事が終わり、急いで自宅に戻った肇。「私さえ実家に戻らなければこんなことにならなかったのかも…」とショックを受けている志津子を慰めた。

美雪を発見した時のことを話す志津子に、肇は不安を抑えながら犯人が残したものはなかったのかと聞いたが、特に何もなかったという。

その日の夜、警察が訪ねてきて事情聴取を始めた。

美雪の交友関係、志津子との関係、途中涙ぐみながらも志津子はきはきと答え、友人の死を悼む姿に肇ももらい泣きしそうだった。

志津子への質問が終わり、今度は肇が美雪とはどういう付き合いだったか聞かれ、一度しか会ったことがないこと、引っ越してきて自宅を訪ねてきたことなどを話した。

一通り質問を終え、刑事が帰ろうとしたとき、ちえみがくまのぬいぐるみを抱えて刑事たちの周りをうろうろし始めた。見慣れないくまのぬいぐるみで、志津子が古いタオルで作ったもののようだった。

刑事が微笑ましそうに腰をかがめて、ちえみに話しかける。「かわいいぬいぐるみだね。お母さんが作ったの?」「うん、クマさんなの」その場に居合わせた全員が、ちえみが持っているくまのぬいぐるみに目をやった。

その時、肇の胸がどくんと鳴った。

肇は不自然にならないように、自分のもとにちえみを引き寄せ抱き上げた。そのくまのぬいぐるみの片方の目は、H・Hの茶色のくるみボタンだったのだ。

肇は引きつる顔を隠すように刑事たちを見送った。

刑事が帰った後、志津子をソファーに座らせ改めて問いかけた。「クマのぬいぐるみ君が作ったのか」「そうよ」志津子の表情に変化はなく「ちえみに新しいぬいぐるみを作ってあげたいと思って、ちょうど目につけるためのボタンがあったから」

肇はうなるように「このボタンどこで見つけた」と言った。

志津子はうつむき、唇を震わせながら「私に言わせるの」と言い、それでも肇は続けて聞いた。

志津子はゆっくりと「美雪さんのところ。私はメイドのように彼女に雇われてていたから、彼女の部屋のことなら何でもわかる。彼女がなくなっていた時に傍に転がっていたボタンに気づかないはずがないわ。私が刑事が来る前にそれに気づいて拾っておかなければあなたは今頃…」と答えた。

肇はどうして黙っていたのかと問うと「びっくりさせたかった。それだけ」

肇は震える声で「君は…天使だ。俺はあの女に耐えられなかった。自分たちの静かな暮らしを邪魔されたくなかった」

と言うと、志津子も「私もよ。友達だとしても美雪は私のことをなめてかかっていたから、あなたの気持ちよくわかる。」と笑った。

肇は志津子の手をとり、「亭主が犯人だとしても冷静に対処したんだね。天使だ」と志津子の手をとった。

しかし、志津子はその手をふりほどき「動機もないからあなたは疑われず完全犯罪だわ。私はあなたをかばうわ。でもその代わりに…離婚して欲しい」

肇は志津子の言葉が信じられなかった。

志津子は、肇との暮らしにうんざりしていた。

退屈で、隠居した老夫婦みたいな生活。デパートにも行けず、休日は公園を散歩するだけ。ヒステリーを起こしそうになり、裁縫で気を紛らわしていた。

でもそれだけでは発散できなくなり、料理教室に通うようになった。

やがて、料理教室の先生と不倫の仲になり、肇と離婚したらちえみも引取り、料理教室を一緒に経営する計画をしているという。

あとは、肇ともめることなく、離婚するだけだという。

また、美雪は志津子の家政婦でもあったが、恋の良き相談相手だった。夜に先生と会うため、美雪はアリバイ作りに協力してくれ、志津子を呼び出すようなふりをして電話をしてくれた。

美雪からもらったと言っていたプレゼントも、実は全て不倫相手からもらったものだった。

別れてくれなかったら、ボタンのこと警察に話しますからと肇に言い放ち、クマのぬいぐるみを抱き、恋しい人を思い浮かべるように視線を宙に向けたのだった。
(おわり)

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ドラマミステリーズ妻の女友達ネタバレあらすじ(大泉洋)感想!



まさかの最後のどんでん返しに驚愕でした。

夫は、平凡な暮らしを望み、地味だと決め付けていた妻も気持ちは同じと思い込んでいた悲劇が招いた事件。

夫は、妻のことを何も知らず、自分の理想にはめ込んでいただけであり、時折妻のことをかわいそうだから哀れみさげすんでいたような部分もあった。

しかし妻は夫とはまったく、別の世界を望んでいた。

夫が犯罪を起こしたことで、自分にさからえない状況を逆手に取り、自分の望む未来を手にしようとする。

普段地味で何も言わない、志津子だからこそ最後のどんでん返しが、より一層恐ろしく、予想を裏切るものでした。

自分の価値観を妻も同じだと思い込み、半ば強引に押し付けていた夫への逆襲といったところでしょうか。

これは定年後に離婚を切り出す熟年離婚に通じるものがあるのではないかと思いました。

もし、自分の価値観で妻はこうだろう…と勝手に思い込んでいる、男性は要注意です!

女って恐ろしい…!前半の静かでつつましい夫婦生活がより一層ラストの妻の告白は強烈なものでした。

さらっと読めたわりには、なかなか面白い作品でした!

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緊急取調室2第1話ネタバレあらすじと感想!天海祐希と犯人の取調べ心理戦が見ごたえあり! [ドラマ]

天海祐希さん主演のドラマ「緊急取調室2」

2017年4月から第2シーズンが放送されます。

天海祐希さん演じる刑事・真壁有希子が緊急事案対応取調班(通称・キントリ)のメンバーと共に、数々の凶悪犯との心理戦を繰り広げるドラマ。

今回は、緊急取調室2の第1話ネタバレあらすじと感想についてまとめました!

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緊急取調室2第1話ネタバレあらすじ【前半】


東京都立川市多摩川河川敷。

宅配便業者の男性が車の中で傘を差し、死亡しているのが発見された。

現場の警察官に一人のおばあさん(三田佳子)が話しかけてくる。

「私が殺したんです」

事件について、緊急事案対応室取調班(通称・キントリ)に連絡が入り、被疑者の取調べを真壁有希子(天海祐希)と中田善次郎(大杉連)が担当することになる。

警察署に連行されるおばあさん(三田佳子)に再度刑事が「本当にあなたがやったんですよね」と問いかける。

しかし「そんなこと誰が言いました?」と覚えていない様子だった。

警視庁にて捜査会議が始められ、重要案件ということで警視庁刑事部長磐城和久(大倉孝二)も同席。

被害者の名前は小牧修介(26歳)で、宅配便大手の配達員。

お昼13時10分、多摩川河川敷近くにて停車していた配達車両の中で亡くなっているのが発見された。

死因は薬物による中毒死。

自首してきたのは、白川民子(77歳)。被害者の担当ルートのマンションに住む独居老人だ。

事件当日、降水確率0%の快晴にも関らず被害者は車の中で傘を差して亡くなっていたことを不審に思う真壁(天海祐希)

監察医によると、苦しみ手当たり次第につかんでしまったため車内にあった傘が開いてしまったのではないかと読んでいる。

死亡解剖が行われ、被害者の胃の中からは水筒のお茶に混入された亜ヒ酸が検出された。

そして、車内に残っていた水筒からは4人の指紋が検出された。

指紋A:被害者
指紋B:女性
指紋C・指紋Dは子供のもの。

しかし、指紋Bの女性は自首した、白川民子のものとは一致しない。

被害者・小牧には妻がいるが、彼女の指紋ではなく、子供はいない。

「子供がいないのに子供の指紋か…」という捜査一課の発言を遮り、キントリの小石川春夫(小日向文世)はヒ素が気になると、切り出す。

「砒素の致死量は0.1から0.3グラム以上、お茶に混ぜたら匂いがするはず」

しかし水筒は保温タイプ香りの強いハーブティーが入っており、湯気で揮発することによりマヒが進んだと思われる。

白川民子の自宅からはヒ素は検出されず、自宅には多くの花や植物が置かれていた。彼女に認知症が疑われ、テストを行ったが、脳に異常は見られず認知症の前兆も見受けられなかった。

キントリに取調べを行うよう刑事部長・磐城和久(大倉孝二)から指示が出されるが、先日万引きで捕まった高齢の容疑者が取調べ中に亡くなるという事故が起こりメディアで騒がれるのを恐れ、慎重に行うようにと忠告される。


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白河民子の第1回聴取が行われた。

この取調室は、可視化対応と言い、カメラが設置されている。裁判の捜査のためであり、被疑者の人権を守るためだと説明する。

そして、取調室の外からは内部の映像を画面に映し出しキントリの他の刑事も見ながら様子を伺う。

真壁は白河に、小牧の殺害を問い小牧との関係を聞かれる。

白河「時々自宅マンションに宅配便を届けてくれる配達員。わたしなんかに愛想よく挨拶をしてくれた。」

真壁「私なんか?」

白河「私はご近所の嫌われ者なんです。」

殺害方法をたずねると、水筒に毒を入れて渡した、空の色のようなアクアブルーだったとまだ公になっていないものの、事件と一致した。

犯行の動機を尋ねる真壁。「そこはもう…年だから」真壁は一緒に思い出しましょうと小牧の写真を見せ、小牧の家庭環境や仕事について説明する。

会社からもお客様からも親切だと評判がよかった。「あの人愛想がいいのには裏があったんです。私落書きしたの」

その言葉を聞いた捜査一課の刑事・渡辺鉄次(速水もこみち)が、白河のマンションの壁に目立つ落書きがあったことを発見し写真に撮っていた。

その落書きは、壁に大きく「FuckYou」と書かれていた。

真壁「どういう意味がわかっていますか?」

白河は「くたばれ、くそったれ…」

と答え、驚く真壁。

亡くなった夫の仕事で外国に住んでいたことがあったため英語でも意味がわかったという。

この落書きを白河が書いているところを、小牧に見られ口止め料としてお金を要求された。ずっと脅されると思い犯行に及んだと自供する。

隣に座っていた中田(大杉連)は白河に詳しく事情を聞いていく。

毒物は自宅にあり、昔除草剤に使っていたものがあったものを使った。寒い日だったため手袋をして水筒にお茶とヒ素を入れて、小牧に渡したという。

真壁「入れたのはお茶ですか?どんなお茶?」

白河「私子供はおりません。孫もいません、おばあちゃんじゃありません。」

真壁「失礼しました。よく思い出してください、煎茶?ほうじ茶?」

白河「あなたしつこいわね」

真壁「麦茶、ジャスミン茶」

白河「お茶はお茶よ!!スーパーで売っている1番安いお茶よ!!」

取調べが終わり、行きつけの居酒屋に行き、お茶を飲みながら捜査について話すトリキン。

白河民子は水筒の中のお茶がハーブティーだと知らなかった。しかし、水筒の色はアクアブルーだということを知っていた。

とそこに被害者の妻に話しをきいてきた渡辺(速水もこみち)と監物大二郎(鈴木浩平)がやってくる。

小牧は妻と上手く行っておらず、1ヶ月くらいの前の夜誰かに呼び出され殴られて帰ってきた。

77歳の女性が夜中に出かけて26歳の男を殴ったとは考えにくい。小牧は借金や金に困っていたという話しもなく、白河をゆする原因もなかった。

キントリは、白河が誰かに嘘をつかされている、誰かをかばって自首しているのではと疑う。しかし白河は家族もおらず、近所でも嫌われ者であり誰かをかばうということもないのではと推測が進む。

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真壁は落書きがされている現場に向かった。

しかし、すでに落書きは消されており、マンションのごみ置き場に偶然いた管理人に出会い、落書きについて尋ねた。

次の日、第2回目の取調べが行われる。

白河は夫がいたが、パリで亡くなり、その後息子も亡くなった。

親戚づきあいもないという。

真壁が近所で親しくしていた人はいなかったのかとたずねると、上の階に住んでいる主婦・綾野文香(36)の名前があがった。

調べたところ、綾野文香には子供2人がいた。被害者の水筒には子供の指紋が残されていた。

文香は、日中歯科医のパートとして働いており、ヒ素はかつて歯医者で神経を抜く際に使う薬品に含まれていたことがあった。近年は使われていないが、古い歯科医院であれば持っている可能性もある。

そして、さっそく電話の記録が確認され頻繁にメールのやり取りをした記録が残っていた。

真壁は続けて白河に文香との関係を聞く。

何も言わない民子に、天海は落書きの話しを始める。実は民子がやったという落書きは、中学生の仕業だった。

真壁「文香さんとは本当に親しかったのですか」

民子「本当よ!だから私力になろうと思ったんだから!」と声を荒げて自供する。

真壁「力になる?」

民子「見たから。」

真壁「何を見たんですか」

白河は、文香が小牧に水筒を渡し別れ話をしていたようで、険悪な様子を目撃していたという。見なかったことにしようと思ったが、その後小牧の遺体が発見され、あの時の水筒だと察した。

真壁「どうして代わりに自首なんてしたんですか」

白河「息子が生きてたらこんな孫もいたかもしれないって。あの子たちから母親を奪いたくなかった、先のない私が代わってあげられればって…」

真壁「何もしていないのに?」

白河「そんなことで身代わりになったのって言いたいの?あなたにはわからない、何か最後に人の役に立ちたいという願いが」

その頃、文香の家では家宅捜査が行われていた。

ふと文香の子供が、青い水筒を握り締めているのを発見する。

現場にあった水筒と全く同じものであり、水筒に入っていたハーブティーも文香の現場から発見される。

そして、水筒についていた指紋は文香、子供2人のものと一致した。

メールの内容からも小牧と文香は男女の仲であり関係があったことは間違いないと判断。

「まずいな。ろくな物証もないのに77歳の高齢者を逮捕してしまったことになる…」

マスコミに騒がれるのを恐れた、磐城はすぐに白河を釈放することを命じる

白河が釈放されることに対し、真壁はまだ早いと反抗するが白河は釈放された。

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釈放された民子は自宅に戻ったが、自宅扉には嫌がらせのような張り紙がはられていた。

その様子を見にきていた真壁。

白河の自宅やベランダ、玄関先に置かれた花や植木などに対する誹謗中傷を受けており、文香の子供たちだけが綺麗といってくれたんですねと問いかける真壁。

真壁は白河の部屋の中で、一人の女性が描かれた絵が飾られているのをいくつか見かける。

夫は画家だったという。

真壁「ご主人は民子さんを愛していらしたんですね。」

白河「若い頃はね20も年上だったから。」

白河は小さな劇団の研究生だった。しかし芽が出ずに、30歳になる娘を心配して親に結婚させられた。

しかし夫は、毒を飲んで自ら命を絶ったという。

白河「ヒ素じゃないわよ。遺書はなかったけど売れなくて絶望したんじゃないですか。」

真壁「本当に文香さんのお子さんのために自首したんですか。」

白河「本当は刑務所に入りたかった。刑務所に入れば食事作らなくていいでしょ。ご飯作るのが面倒でしょ」

台所はきちんと片付けられ、つつましく料理をしてきた女性の部屋だと感じた真壁。

「ただ食べるために刑務所に入るなんて思うわけがない。第一花が枯れてしまう」

「帰って。あなたみたいにしつこい人大嫌い」

と言われ真壁去ろうとした。

その時、玄関に丸いフックがかかっているのを目にした。真壁は、ふとマンションのゴミ箱に捨てられていた、一人の女性が傘をさしている絵が白河の部屋のものと似ているものを発見する。

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緊急取調室2第1話ネタバレあらすじ【後半】


文香は取調べを受けていたが、知らないと言い張る。

しかし、あなたに小牧さんに水筒を渡すところを見た人がいると言うと、文香はすぐに「白河さんですか」と答えた。

実は、1ヶ月ほど前、子供が寝た後で車の中で小牧と会っていたところを白河に見られた。慌てて車で逃げた文香は小牧とケンカになり、そのはずみで小牧は顔に怪我をおってしまう。

その後、配達の仕事で白河の部屋を訪れた小牧は白河に説教をされたという。

「ただの客なので母親気取りで馬鹿みたい!」

その暴言に驚き、取調べをしていた小石川春夫(小日向文世)は

小石川「白河さんはあなたのお子さんをかわいがっていたんじゃないですか?」

文香「逆よ!子供がうるさいって怒鳴り込んできていました。」

実は仲は良くなかったという。

その頃、真壁は小牧の仕事場に訪れ彼の仕事ぶりについてたずねていた。

小牧は評判も良く、1人暮らしのお年寄りには数少ない社会との接点ですからと言われ、実は白河から毎日荷物の集配があったという。

毎日ということに疑問を感じる真壁。

職場に戻ってきた天海は、白河民子を釈放すべきではなかったと言う。

白河民子は週に何度も小牧に荷物の集配を頼んでいた。

あて先は色んなボランティア団体で寄付の品を送っていたが送り先に確認したところ、タオル1枚だけ、はぶらし1本だけを何度も贈っていたため困っていた。

彼女の家に届いた荷物の配達伝票を見るキントリ

「そういうことか…!」

と何かに気づく。

白河は1枚だけ夫の絵を捨てていた。その絵には傘をさした民子の姿が描かれていた。白河は玄関にその絵を飾っていた。

小牧は、集配や配達にくるたびにその絵をみていた。だから、水筒をくれた人物を白河だと教えようとして、車内にあった傘を開きダイイングメッセージとして残した。

外国製の油絵の具にはヒ素を含む絵の具がある。

今はほとんど使うことはないが、1960年代には頻繁に使われていた。

特にエメラルドグリーンにはよく使われていたという。

すぐに当時のエメラルドグリーンの成分を調べると、小牧の死因として検出された「アセト亜ヒ酸銅」が含まれていたことがわかった。

しかし白河の自宅からはヒ素が発見されていない。

文香の事情聴取が行われる。

白河は事件の数日前、文香がパートに出ていた時に民子が自宅に訪ね優しくジュースをくれたという。

自宅の中に民子が入っていた。その時水筒は家にあった。

そこで、白河の自宅近くのスーパーの防犯カメラを確認したところ、水筒売り場で犯行に使われたものと同じ水筒を買っていたことが判明し、白河の再聴取が行われることになった。

再聴取の申請を刑事部長・磐城にお願いする梶山勝利(田中哲司)。

しかし、磐城はもし再び呼び出し自供できなかったら警察の無能を全国にひけらかすようなものだと拒む。

梶山はそうならないように全力を尽くすと言うが、磐城からはそれと引き換えに真壁を外せという命令される。

しかし、それでも彼女が適任だと押し通した。

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白河の再度取調べが認められた。1回の限り取調べであり、時間は高齢を配慮して2時間。

真壁と中田が再び挑む。

真壁「白河さんも本当のことをすべてお話しできますね」

白河「まだ私のことを疑っているの?」

真壁「疑ってはいません、小牧さんを殺害したのはあなたであると確信しているからです」

取調べが始まった。

真壁は、白河がスーパーで水筒を購入している防犯カメラに移っている映像を見せる。

しかし白河は「さぁ?どこのおばあさん?」しらを切る。

真壁「あなたですよ。あなたはこの時にかった水筒を持って文香さんの部屋を訪ねた。子供たちにジュースを飲ませている間に水筒をすり替え、ハーブティーを盗んだのでは?数日後、小牧さんが配達に訪れた時温かいお茶を渡した。そこにはヒ素が入っていた。文香さんの指紋もたっぷりついていた」

白河「勝手なことばかり。ならどうして自首なんかしたの」

真壁「文香さんに疑いがいくように、警察を誘導するためです」

白河「面白いお話しね。でも肝心なところが抜けているわ。ヒ素はどうやって手に入れたというの?」

と言い、その場を去ろうとした。

真壁「外は本降りです。傘はお持ちですか」

振り返る白河。

真壁「本気でいきますから覚悟してください」

と、真壁が白河に夫が書いた絵を見せた。

「傘を差す妻。」

それは、きれいな緑の傘をさす女性の絵だった。

かつてのエメラルドグリーンの絵の具にはヒ素が含まれているものがあった。

真壁「あなたはご主人が残した絵の具を持っていたのではありませんか?」

白河「確かに夫はエメラルドグリーンの絵の具を持っていた。だからそれは何?」

取調べが始まり1時間がたった。

そこに、ごみ収集場から見つけられた「傘をさす絵」が発見され持ち込まれた。

しかし、その絵に描かれていた傘はエメラルドグリーンではなく、赤だった。

白河に、小牧が亡くなった時傘を差していたことをつげ、玄関に飾ってあった絵を見ていたダイイングメッセージなのではないかと真壁は告げる。

白河「仮にそうだとしたらどうして私が殺さないといけないの?」

真壁は民子の配達伝票を見せ、週に何度も送っていること、小牧の携帯に集配の依頼をしデータも残っている。親切な配達員の小牧さんと話したかったのではないかと問いかける。

続けて、最初に取調べした時の映像を見せる。

小牧との関係を聞かれたとき、ほぼ毎日来ていたにも関らず白河は「時々、来る快速便の配達員さんです」と答えていた。

真壁「ほぼ毎日配達に来ているのに時々と言った。あなたは小牧さんを亡くなった息子のように思っていた違いますか?愛想が良く、優しい小牧さんは息子のように頼りにしていた。でもある日あなたはそんな彼が不貞を働いていることを知った。あなたは息子をたしなめるようにお説教をした、しかし小牧さんは開き直りもしかしたら反撃したかもしれない。それで恨みを募らせ、犯行に及び、文香さんに罪をかぶせ罰を与えたかったのではないか。」

その話しを聞き、笑い出す白河。

「想像力がたくましいので。荷物を送ったくらいで殺人犯にされてはかなわないわ」

水を変えましょうと席を立った中田はパソコンに「なぜ配達伝票を出さないんです?」とメッセージを打ち真壁にそっと見せる。

何も言わない真壁

白河「私に見せたいものがあるんじゃないの」

と、その時小石川が一枚の絵を持って入ってきた。傘の部分は緑の絵の具がはげて赤になっていた跡があった。

白河は自首する前にこの絵を捨てた。

真壁「あなたの口から聞きたい。なぜおだやかな老後を壊すようなことをしたのか」

白河「穏やかな老後って何もないことよ。死んだ息子の代わり?50年も前のこと。それ配達の伝票でしょう。本気でかかってくるんじゃなかったの。」

と真壁の机の上にあっていたものを見て言われ、真壁は配達の伝票を見せる。

それは、民子の家に届いた荷物の伝票だった。どれも遠くないコンビニから出されていた。送り主はそれぞれ違うが筆跡鑑定の結果、すべて白河が書いたものであった。

真壁「あなたはあなた自身に荷物を送っていた。これでも小牧さんに会いたかったわけじゃないといえますか。」

そして、白河は…

「私は彼を小牧さんを愛していた。息子の代わりじゃなくて男として。そんなに驚かないで。失礼よ。
夫は悪い人じゃなかったけど、私が始めて本当に好きになったのは小牧さんなの。月に1日でも誰とも話さない日はある?私はもう20年以上も誰とも話さない生活をしている。運が悪いことに健康だから。その地獄みたいな穏やかさから救ってくれたのが彼だったの」

小牧は自宅に来たとき、玄関に飾ってある絵を見て「これ白河さんでしょ、きれいだね」と言ってくれた。

白河が買い物を終えて、雨の中帰るのを見かけた小牧は傘をさして家まで送ってくれた。何も望んでいなかった。誰かを思うことを生活の張りにしたかった。

しかし、小牧が不倫をしているのを見かけ忠告した。

まともに生きて欲しいと忠告したところ、「よっぽど俺のこと好きなんだね。ばれてよ。俺に会いたくて荷物送っているでしょ。誰にも言わないから不倫のことだまっていろよ」と脅されいきなり、民子に抱きつき、からかってきた。

そしてキスをしてほしいなら10万でしてやるよと馬鹿にされた。

そんなことを言われ許せなかった。

そして犯行に及んだ。

一人で生きてきた40年を踏みにじられた。当然でしょ。

と告げた。

どうしてそんな早まったことをしたのか。罪を犯したことは自分自身を踏みにじることではないですかと問いかける真壁。

しかし白河は笑いながら「信じたの?今の話。嘘よ。49歳も年下よ。馬鹿みたい。」

真壁「じゃあなぜなんですか。民子さん。もう逃げられません。全て話していただきます」

白河「全て?全てって?取調べで全てを言わせようだなんてあつかましい。だったらあなたこの伝票なぜすぐに出さなかったの?自分で自分に荷物を送るなんてみっともないから?」

そして水を飲み

「甘いわね。そんなんじゃ刑事になれても長い老後を生き抜けないわよ。日本はこれからもっと長寿社会になるんだから。私が殺しました。理由は息子みたいに思っていたの。裏切られたから。
これでいい?さてと、雨は止んだかしら。」

と話した。

それに対し真壁は

「いいえ。まだ土砂降りです」

「そう。しばらく花に水をやれないからよかったわ」

こうして取調べは終った。

取調べ後、データの保存名について話すトリカン。

真壁は疑問を持つ

「本当に嘘だったのかな」

そして、取調べデータ保存のタイトルにはこう記された。

「ミセスレインの初恋」

緊急取調室2第1話ネタバレあらすじと感想!


天海祐希さん演じる真壁が再び帰ってきました!

刑事役がかなりはまり役です。

取調室で行われる心理戦はかなり見ごたえがありますし、事件についても伏線が最初にはられ最後に次々と回収されていく様子は見ていてかなり面白いですね。

刑事ドラマなので結構シリアスな内容なのかなと思いきや、コミカルな部分もありくすっと笑えるようなシーンも含まれているので、こういった刑事ドラマをあまり見ないという方も楽しめるのではないかなと思います。

また今回ゲストとして登場した三田佳子さんのおばあさん役が結構衝撃でした。

孤独で可愛そうなおばあさん、煙たがられるいじわるばあさんという二面性を見事に演じきっていました。

次回も楽しみです!

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光のお父さんネタバレあらすじ1話と感想!千葉雄大と大杉連の親子役が絶妙で面白い! [ドラマ]

ドラマ「光のお父さん」のネタバレについてまとめています。

大人になるにつれ、いつの間にか父との会話がなくなり、父が何を考えているのかわからない主人公・光生(千葉雄大)。子供の頃父と一緒に楽しんだファイナルファンタジーのゲーム内で内緒で近づき親孝行をすることを決意する。

仲間の力を借りながら、ゲームを通じて親子の関係を取り戻していくという斬新な父と息子の物語です。

今回は、ドラマ「光のお父さん」のネタバレあらすじ1話と感想についてまとめてみました!


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光のお父さんネタバレあらすじ1話


小学校2年生の夏休み。

主人公・稲葉光生(千葉雄大)は、特にやることもなく、自宅リビングのフローリングに寝転び、足の力だけでひたすらくるくる回るという謎の遊びに夢中だった。

そんな光生を見た父・博太郎(大杉連)は、今まで何度頼んでもテレビゲームを買ってくれなかったが、突然ゲームを買いに行くぞと誘う。

ファイナルファンタジーを買ってもらい、自宅でゲームを楽しむ光生(千葉雄大)。深夜、真っ暗な部屋の中で父が、ゲームをやっている姿を見つけ、声をかける。

「これなかなか面白いな。ファイナルファンタジー」

慣れない父に光生は攻略法を教える。

この日を境に、光生と父はゲームに夢中になった。

===

あれから月日が流れ、光生は大人になったが、今でも子供のときと変わらずファイナルファンタジーをプレイし続けていた。

光生はマイディー(声:南篠愛乃)という女性キャラクターでゲームをしていた。

大人になりいつの頃からか父親と会話をすることがなく、最後に話した日も覚えてない。

そんなある日、家族に何の相談もなく、父がいきなり仕事を辞めてしまう。

母も理由がわからず、父が一体何を考えているかわからなかった。

ゲームの中で、光生/マイディーは仲間たちに父が突然会社を辞めてしまったこと、父にどう話しかけていいのかわからないことを相談する。

なぜそんなに何も話さないくらいに関係がこじれてしまったのか。

今考えると、全てはあれが原因だったかもしれない。

それは、子供の頃いつもどおりファイナルファンタジーを楽しんでいた光生。

仕事から帰宅した父にゲームのことを話したところ、疲れているからと相手にしてもらえず、ちょっとは勉強しなさいと言われてしまった。

そのことがショックだった光生。それが直接の原因かがわからないがそれ以来、ぎくしゃくしてしまったという。

するとゲームの中のプレイキャラクター・きりんちゃん(声:悠木碧)が、光生の正体を隠し、父をゲームに誘い一緒に冒険をすることを提案してきた。

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翌日、光生は会社の先輩・袴田貴弘(袴田吉彦)に父が会社を突然やめたことを話す。

袴田も父が死んで、親父のことが何もわかっていなかったと感じた、家族のことなんてどうでもいいと思っていた父が、会社では家族のことを楽しそうに話していたと、父の葬式に来た会社の人から初めて聞き驚いたという。

どこの家でも親父なんて存在はわかりにくい存在なのかもしれないと話し、光生は子供の頃の父のことを思い出していた。

その日の夜、光生は退職祝いと父に新しいプレイステーションゲームと、ファイナルファンタジーのソフトをプレゼントする。

ぎこちない雰囲気が流れる中、光生は父に少しやってみて嫌なら辞めればいいよ、のんびり楽しめる趣味があってもいいんじゃないと話し、父も「そうだな…」と答えた。

父にゲームの説明を始めた光生。

オンラインゲームというのは、ネットにつないで世界中の人と一緒にやるゲーム。

同じ世界で自分と同じように世界中の誰かがゲームしている。ゲームの中ですれ違う人も全員現実にいるどこかの誰かとっていうこと。

そんなの恥ずかしいという父。

まずは、名前を決めることにした。

父は…

「井上…」

「えっ?」

驚く光生に父は真面目に

「だから…井上。ダメなのか?」

「ダメじゃないけど…、もっと映画の主人公みたいな名前がいいんじゃないかな。一応世界を救うわけだし…」

「それなら……」

考え込む父だった。

===

さっそくゲームを始める父。

光生は2階の自分の部屋に急いでいき、それと同時に自分もゲームを始め、仲間たちに自分の父親を誘ったことを告げる。

そして光生が考えた作戦を仲間に話しだす。

父は光生/マイディーと知り合うことになる。僕たちは冒険の途中、沢山のことを話し何でも話せる関係を築く。

旅の終着点で僕らは一緒に最強のツインタニアと戦い、勝利する。それが終れば僕は父に正体を明かす。その頃には父が何を考えているのかわかるはず。

ツインタニアまでの冒険は長く、父がそこまで続けられるかわからない。そのためマイディーは仲間に協力してほしいと頼み、仲間も協力することを快く快諾した。

と、その時父が光生の部屋にやってきた。

慌ててゲームを消す光生。

父は申し訳なさそうに、

「うろうろしてたら街から森に出てしまった。不安になってしまって。まだ街から外に出ないほうがいいか?」

と聞いてくる。

それに対し光生は

「大丈夫。モンスターは出てくるけどレベルが低い相手ならすぐに戦えると思うから安心して」

その言葉を聞き、父は部屋を出て行った。

すぐにゲームの中で様子を見に行き、マイディーの秘書的存在で仲間のあるちゃんが、外に出る父のキャラクターを先回りして様子を見に行った。

光生は、まさかこんな日がやってくるなんてと嬉しそうに微笑んだ。

すると、あるちゃん(マイディーの秘書的存在)から、父がピンチだと報告を受け慌てて父の元に駆けつけるマイディー。

父は、今のレベルでは太刀打ちできないモンスターと必死に戦っていた。

このままでは、父のキャラクターが死んでしまう!

マイディーがモンスターに立ち向かい、父のキャラクターを無事に助けた。

その様子を、見ていた父のキャラクター。

光生は心の中で

(僕だよ父さん。あの頃と同じようにファイナルファンタジーの世界を一緒に冒険しよう)

そう思い、ゲームの中で父にマイディーが話しかける。

マイディー「大丈夫でしたか」

すると、父のキャラクターは、何も言わずにマイディーの周りを2周くるくると回り、去っていってしまった。呆然とする光生。

その後、リビングで父は光生にゲーム内で、死に掛けたところで知らない人に助けられたと話しだす。

「あれもどこかの誰かなのか」

「うん。たぶんそうだよ」

「感謝したかったが、どうすればいいのかわらかなくて…」

「そんなことじゃないかなと思って。」

と光生はキーボードを差し出す。

そして、まだ続けたいと思うならキーボードのセッティングするけど、どうすると恐る恐る聞いてみた。

すると父は。

「それなら頼む。あのゲーム、なかなか楽しい」

光生は「それならよかった」と微笑んだ。

光のお父さん計画。

それは僕が愛してやまないファイナルファンタジー14の世界に父を誘い、正体を隠しながら壮大な冒険を共にする親孝行計画である。

(第1話おわり)

光のお父さんネタバレあらすじ1話の感想


ゲームを通じて、父を助け親孝行をするという斬新なストーリー。

実話が原作とのことですが、予想以上に第1話から面白かったです!

主人公・光生(千葉雄大)とお父さん(大杉連)の関係が微妙に溝がありつつも、少しずつゲームを通じて会話するようになり、距離が近づいていく展開は第1話から早くも感動的でした。

お父さんの思わぬ行動や発言が面白くてクスっと笑える要素も絶妙に含まれていました。

また、大杉連さん演じるお父さんがかなりはまり役で、ゲームを一生懸命する姿だけでも、妙に面白かったです。

見ると父に連絡したくなる、自分も親孝行しなければなと感じさせてくれました。

ドラマのストーリーも結構しっかりと作られているので、これは今後の展開もかなり期待できるドラマとなりそうです!


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小さな巨人1話ネタバレあらすじと感想!半沢直樹狙い感満載だが香川照之の怪演再び! [ドラマ]

4月からスタートした新ドラマ「小さな巨人」

警視庁現場警察官の頂点に立ち、組織を率いる最高峰・捜査一課長を目指す男が、出生街道の道から外され、警察という巨大組織の中で起こる、警察官同士の対立や確執、出世争いの中でもがきながら生き抜いていくストーリー。

初回第1話が放送され、早くも話題となっているようです。

そこで、今回は小さな巨人1話ネタバレあらすじと感想についてまとめてみました!


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小さな巨人1話ネタバレあらすじ


警察官職務執行法・第一条・第一項。

警察官は、個人の生命、身体及び財産の保護、犯罪の予防、公安の維持並びに他の法令の執行等の
職権職務を忠実に遂行すること等を任務とする。

その法律をもとに我々警察官は国民を守り、しかしその警察官を守る法律は存在したい。

警察組織において、自分を守るものは自分しかいない。

===

3週間前。

「敵は味方のフリをする。その真実に気づいたんです。」

警視庁捜査一課課長・小野田義信(香川照之)の部屋にて、刑事・課長代理の香坂真一郎(長谷川博巳)がとある事件の犯人について報告をしていた。

香坂「これまで、自分を引き上げてくれた上司に身を粉にして働き気づけば同期の中でもダントツの出世頭となった。しかし、その上司の裏切りにあったんです。」

小野田「裏切り?」

香坂「裏切った上司は父親をだましていたことがわかった。許すことなど絶対にできない」

小野田「そんなに殺したいかね。その男の気持ちがわかるんだな」

香坂「私が犯人ならどう思い、どう殺すかを想像して証拠をつかむ。私の捜査の基本です」

刑事・捜査一課課長付運転担当の山田春彦(岡田将生)が続けて言う。

山田「男は父親と同じように会社クビを切られ、その上司を逆恨みして殺害にいたった。ただ逮捕に至るだけの確証がない。しかしあらゆる捜査から男はクロだと99%間違いない。」

その男は、現在ホテルにおり捜査員がはっており、警察が動かすための証拠さえあれば…

小野田「警察は私が説得する。証拠がある。私の勘だ」

(東京の治安を守る。それが警視庁の指名。中でも殺人などの凶悪事件を扱う捜査一課は刑事中でも精鋭たちが集っている。

その捜査一課の先頭にたち、組織を率いるのがトップオブトップ、警視庁4万人の現場警察官の頂点に立ち、捜査に関する全権力を掌握するのが捜査一課長・小野田義信(香川照之)


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===
所轄の刑事・渡部久志(安田顕)は、ホテルのロビーの2階から被疑者を見張り確保しようと動き出した。

その姿を見た香坂は「我々の事件だ。所轄はこれ以上動かないように。これは警視庁捜査一課の命令です」と言い放ち、渡部が見張っていた男に近づくかと、思いきや別の男に近づき、殺人容疑で逮捕。

この隙に、渡部が見張っていた男が逃げ出してしまった。

香坂は「捜査は理論です張り込みをするなら現場にあった格好をした方がいい」と渡部に助言。その場を去った。

(東京には102の所轄があり、その所轄だけでは手に負えない事件を警視庁捜査一課が担当する。

つまり我々は東京を守る最後の砦だ)

警察では1年を通して様々な階級の昇任試験が行われ、倍率何十倍もの競争に勝ち残ることで、警察官は階級を上げ自分の地位を高めていく。

その長い階級の先には、捜査一課長の座が待ち構えており、香坂も捜査一課長になることを夢見て仕事の合間に必死に勉強をしていた。

===

その夜、香坂は芝警察署署長の三笠洋平(春風亭昇太)と料亭にいた。

三笠洋平は前捜査一課長を務めたエリート中のエリートであり、香坂を捜査一課に引き上げてくれた恩人だった。

所轄は、与えられた仕事をこなし、定時になったら帰る。その兵隊を動かすのが、我々のような警務畑がいればいいと香坂に告げる。

警務畑というのは、総務・人事・広報など管理部門の経歴のことを言い、上級階級のほとんどがこの警務畑出身。

その中で現場畑一筋の小野田が捜査一課長になったことは、異例中の異例だった。

と、そこへ小野田が突然やってきた。

特に約束をしていなかった二人は突然の小野田の登場に驚く。

小野田は聞きたいことがあり、香坂を探していたという。

「三笠署長もいたとは。ぜひ全一課長のご意見も頂けたらと。」

「現一課長の前でそんな私の意見など」

「いやいやいや、ぜひお力添えを、なんせ私は高卒上がりのたたき上げのもので」

「刑事というのは最後は現場での経験がものを言うのだ」

お互いがお互いを持ち上げ、なんとも居心地が悪い香坂。

そして小野田は香坂に、自身の右腕としてこれからも存分に働いてくれと頼んだ。

(前一課長と現一課長、畑の違う二人は水と油。そして私は時に水となり、油にもなる)

会食が終わり、料亭を出た香坂。

そこに山田晴彦(岡田将生)が小野田を待っていた。

山田は捜査一課長の運転担当。ただの運転手ではなく、将来を有望視される者が抜擢される役職である。小野寺と三笠も店から出てきて、小野田は山田が運転する車で帰っていった。

三笠「皮肉なものだな。上司だったお前の親父が小野田を引き上げ、今度はお前が部下として小野田を支えるんだ。親子2代であの男と付き合う羽目になるとは。気をつけろ敵は味方のふりをする。そのうちやつの任期はおわりやがてお前があの車に乗る。親父さんも鼻が高いだろう」

と香坂に言い、帰っていった。

(人のことを良く見てると匂いまでもわかるようになる。だからお父さんは悪いやつを沢山捕まえられるんだよ。お父さんの夢は父さんは捜査一課長になることなんだ)

幼き頃父親とそう話したことを思い出していた。

香坂が料亭から帰ろうとしていた時、昼間に所轄の渡部が追っていた、男が女といることを見かける。

気になった渡部は同僚にその男について調べてもらう。

その男の名は中田隆一。中田エレクトロニクスという中小企業の社長だった。

実は先日中田の恋人が、フラれたことを苦に自殺。

ちょうど今日その子の葬儀が行われていたそうだが、亡くなった恋人の葬儀の帰りにはもう別の女性といた。

香坂は中田が車で料亭から出ようとしていたところを飲酒運転の疑いで止め、担当警官に連絡。その間、隣にいる女性とはどういう関係かと問う。

しかし、男は仕事がある、しつこいんだよ香坂を振り払い車で帰っていった。

(なぜ私は男に話しかけたのか。ただの飲酒運転の取調べ。それだけだったそれだけのはずだった。)


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===
翌朝、捜査一課係長の藤倉良一(駿河太郎)から大手ニュースサイト・ゴーンバンクに「宴会帰りの刑事、行き過ぎた捜査で車を破損」のニュースが取り上げられており、出勤した香坂は監察官の柳沢肇(手塚とおる)に事件について問われる。

昨夜、飲酒運転の容疑で中田を引き止めた時、香坂の手を振りほどいた中田が車に傷をつけた。

しかし、ニュースでは香坂が横暴な職務質問を行い、挙句に車に傷を付けたというものになっていた。

香坂は誤解だと告げるが、柳沢肇は

「問題としているのは香坂が昨夜日本酒を口にしたかということ、警察官の取調べは黙秘権は通用しない。ここにあなたを守る法律など存在しない。もしこの記事が事実であれば全国の警察官に泥を塗ることがなる。黙ってんじゃねーーーーーぞーーーーーーー!!!!」

と問いただす。

そこに、警視庁警務部人事第一課の三島祐里(芳根京子)が、香坂の上司である小野田を連れてきて、柳沢は香坂が昨夜の会食で日本酒を口にしましたかと尋ね、しばらく沈黙があった後…

小野田「飲んだ。そう記憶しています。私の部下が多大なるご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」

と頭を下げた。

思わぬ小野田の言葉に怒りと驚きを隠せない香坂だった。

===

今回の件により、香坂は芝署の刑事課代理となり、警視庁を去ることになってしまう。

香坂は異例のスピードで出世し、ノンキャリアの中では警視庁至上最年少で警部に昇進。5年前に捜査一課に移動して以来、数々の凶悪犯罪の早期解決に従事、大変優秀な経歴を持つ警察官だった。

しかし、たった一度の失敗で警視庁を去ることとなってしまった。

去り際、山田晴彦は香坂に告げる

「誰もかばうことはできません。捜査一課長の答えはすなわち警視庁の答えということですから。」

山田の方をポンと叩き無言で去ろうとする香坂。

「わからないのは、どうしてあなたがあんな失敗をしたのかということです」と告げるが、香坂は無言で去っていった。

香坂にもわからなかった、どうして自分はこんなことになったのか。

山田は、車で移動する中、小野田に「香坂は小野田の大事な右腕であったし、彼を守ると思っていた。
いずれも香坂さんも一課長の座につくと思われていましたし。」

「私もその未来を期待していた。確かに私なら香坂を守ることもできた。しかし組織の規律も守らなければいけない。一人の優秀な部下か、警察部下か。決めたのは勘だ」

「一課長は勘で人の人生を決めたというのですか」

「ああ、そうだよ」


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===
新たな配属先に着いた香坂。

しかし、芝署には誰もおらず、居眠りをしている渡部刑事だけがいた。

事前に部下の資料に目を通していた香坂は、渡部の勤務態度や外見について説教を始める。

「警視庁捜査一課のエリート刑事さんが突然横滑りで所轄に来るなんて一体何があったですかね」

と、渡部からいやみを言われながもふと、外をのぞくと、小野田の乗っている車が駐車場に止まっているのを見かける。

「警視庁がらみの事件が?」と香坂は、大部屋会議室にあわてて駆けつける。

そこでは、日本最大手のIT企業ゴーンバンクス社長・中田和正(桂文枝)が誘拐された事件の捜査会議が行われていた。

中田社長はいつもより30分早く自宅から歩いて出勤。

しかし、定時になっても会社には現れず、その後中田社長の自宅に社長本人の携帯がビニール袋に入られて玄関先に巻きつかれていた。

その携帯には犯人から身代金5億円を用意しろとのメッセージと、縛られた中田社長の写真が添付されていた。

無線を受け取り、捜査に加わろうとする香坂。

しかし、その様子を見ていた山田は無線を取り上げ、香坂の勤務は明日からで、所轄はただの後方支援であり、現場の指揮は本部の特殊班に任せておけばいい」と言う。

すると、誘拐犯から連絡があり、身代金5億円をトランクに分けて1時間以内に東京駅に運べ、運搬人は中田隆一(加藤春彦)が指名される。誘拐された、中田社長の息子だった。

そして、警察が動いていることがわかると人質は殺害するというものだった。

捜査のため、東京駅に設置してある監視映像が捜査本部に映し出され、中田隆一がトランクを4つ持って東京駅に到着する姿が確認される。

中田は犯人からのメールの指示通り、それぞれ指定された場所にひとつずつ置いていく。

最後のトランクを持ち、中田隆一は地下鉄のホームに行く。

すると、犯人からのドアが閉まる直前に乗れとメールが入る。

中田隆一が顔を上げたとき、中田を見る一人の男性の姿が。

中田隆一は、地下鉄に乗り込んだことにより、警察は巻かれてしまう。

その様子をモニターで見ていた香坂は、捜査員の数が多すぎる、警視庁本部はこの誘拐が中田隆一による自作自演だと疑っていることに気づく。

渡部は、中田隆一は父親に内緒で会社に負債を抱えている。しかし、ここ1ヶ月中田隆一の行動を見張っていたが、誘拐に関るような怪しい動きは全くしていない、この誘拐事件には無関係だと告げる。

それを聞いた香坂は、小野田に中田隆一は今回の事件とは無関係であり、手遅れになる前に捜査員の配置を検討しなおすべきだと訴える。

その時、特命班から捜査本部に連絡があり、メールがいまだ東京駅構内で発信されていることが判明。しかし、中田隆一は地下鉄に乗り移動しており、中田隆一が犯人ではないことを意味している。

すると、駅の構内で煙が発生し、煙の近くにいた刑事・中村俊哉(竜星涼)は、煙が発生しているトイレの様子を見に行ってしまう。

その隙に、トランクが持ち去られ消えてしまった。

トイレから出てきた中村はトランクを持ち運び階段を駆け上る男を見かけ追う。男を捕まえた時トランクが階段から落ち、階段の下にいた少年の上に落ちようとした。

その瞬間、現場に向かっていた山田が危機一髪のところで少年を抱きかかえ救出。

中村が犯人だと思って捕まえた男は、ただの置き引きの常習犯であり、事件とは無関係だった。

その時、中田隆一のもとに犯人からメールが届く。警察がいたことがばれ、取引は終わりだと。

その後、犯人からの連絡は途絶えたままとなった。

===

芝署長室で、三笠と話す香坂。

「挨拶で立ち寄っただけがこんなことになるとはな」
「この失態は必ず取り返してみませます」
「止めろ、香坂。小野田を見返したい気持ちはわかる。あいつの証言のせいでここに飛ばされたんだから。記者にリークしたのだって…。ここは所轄なんだよ。お前がいくら優秀でも一人では無理だ、捜査は組織で行うんだ。捜査一課にいたときのように使える部下はここにはいない」

翌日、捜査会議にて、香坂は渡部に問いかける。

香坂「あの飛び降りは自殺と断定されたはずなのに、なぜ調べているのか」
渡部「勘だよ」
香坂「捜査は理論に基づき、組織で動くべき、今後は私に逐一報告を」

中田社長誘拐事件の会議は続いており、町の防犯カメラを確認したが、中田社長がどの映像にも映っていなかった。

捜査員たちは目撃者を徹底的に探すことになり、小野田は山田に、香坂に張り付くよう指示を出す。

香坂は先ほど、捜査の報告を自分にするようにと渡部にいったものの、何も言わずにいつの間にかいなくなっていた。

「また勝手に…」

と呆れていたところ、山田が「部下に逃げられたんですか、さすが所轄、まるで動物園ですね。」と言い、山田も聞き込みに行くため、香坂に道案内をしてくれと頼んできた。


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===

三島祐里(芳根京子)が、小野田に書類を渡しに来る。

そして、香坂に研修時にお世話になったことがあり、警察犬のブリーダーになりたくて警察になった。
香坂は馬鹿にせずに自身の夢を応援してくれたという。

そして、三島は小野田に質問する。

「香坂さんはまた捜査一課に戻ってきますよね。今度の管理職試験、香坂さんは頭いいし文句なしにトップで合格です。全ての警察官に平等に出世のチャンスがある。そのための昇進試験ですから。」

しかし、小野田は

「そうだな。建前は。警察には出世できる人間とそうでない人間がいる。一度道を外れたものは二度とその道に戻ることはできない。どの階級の試験も最後に面接がある。結局最後は人が人を決める」

と言い、去っていった。

===

中田社長誘拐事件について、聞き込み調査が行われるものの有力な目撃情報は得られないままだった。

その頃渡部は、中田隆一の恋人で自殺してしまった風見京子のお墓参りにきていた。

実は彼女の母親も早くになくなり、京子は父親と二人で監視カメラに関する画像システムの開発をする企業を営んでいた。

香坂は渡部になぜこの件にこだわるのかと聞く。

実は、以前京子の父親が服部のもとに相談にきていた。

京子は亡くなる直前、新しい画像システムが完成真近で、お父さんを楽にさせてあげられるというフェイスブックに投稿していた。

京子の父親はその画像を見せ、ずっと開発を頑張っていたシステムがやっとものになるというのに、恋人にふられたくらいで自殺なんかしない。

もう一度調べて欲しいという依頼だった。

その依頼を受けた服部はすぐに中田隆一に事情を聞いたが、別れたから関係ないの一点張りであり、
現場の状況からも不審な点が見つからず自殺として捜査は終了。

渡部は腑に落ちず、自らの足で調べ続けていた。しかし、1ヶ月かかってわかったことは中田隆一は、京子の死には関っていないということだった。

渡部「勘なんかで動いてすみませんでした。しかしおかげですっきりしました」

と香坂に言いその場を去った。

===

芝署に戻った香坂。

しかし、所轄の警察は捜査から外され待機するように指示をされ、暇をもてあましていた。

その様子を見た香坂は

「所轄は何もできない、指示をするだけ無駄と言われている。確かにこの誘拐事件は捜査一課が扱っている事件。だが、その前に今回の事件は所轄で起きた事件であり、我々の事件のはずだ。私は君たちとは違う、できることがあるならそれを徹底してやるべきだ。我々にはこの足しか仕えないんだろう。それならこの足を使ってとことん進むしかないんだ。」

と言い、聞き込み捜査に出かけた。

足で聞き込み調査をする香坂に対し山田は

「捜査は警視庁本部に任せていればいいんです」

「その本部は本当は何を追っているんだ」

「何をとは?」

「最初から不思議に思っていた、そもそも誘拐事件を担当しているのは捜査一課の役割のはず。しかし、今回藤倉たちは別の動きをしている。それは何だ?なぜその情報を所轄に隠す。誘拐犯からの要求は身代金5億だけだったのか?他にも別の要求があったとしたら、誘拐犯がその後連絡を取ってこないのは、警察の存在に気づいたからではない。要求が果たされるのが待っているからだ。その要求を手がかりに本部はひそかに犯人を追っている。それは一体なんだ?」

「とにかく、指示があるまで待機ですよ。これは警視庁捜査一課の命令です」

と、その時渡部から、中田社長を目撃したという園児を見つけたと連絡が入る。園児は公園で遊んでいた時、滑り台の上から怪しい黒い帽子をかぶった男を見かけた。

子供の話しだと相手にしない山田に対し、香坂は重要な証言だと、再現を始める。服部に黒い帽子をかぶせ、山田に子供がいた滑り台から見るように指示。

すると、犯人は身長190cm以上ある人物であることが判明し、中田社長のネクタイピンが落ちているのを発見。

中田社長はこの場所から連れ去られていた。

中田社長に関る人物の中で190cmの身長がある男。

それは、中田隆一の恋人・風見京子の父である、風見康夫が思い浮かんだ。

すぐに、香坂と渡部は風見が経営する会社、風見エレックに行くと既に捜査の手が入っていた。

風見エレックは3日前に不渡りで倒産していた。

香坂「どうして捜査一課がここにいるんだ?」
山田「あとは捜査一課に任せてください。あなたたちは何もしなくていいんです」

捜査一課の手は風見康夫の自宅にも入っていた。所轄でも風見京子が亡くなった事件の書類も捜査一課により回収されていた。

その情報を聞き、香坂は山田に「本部に情報を漏らしたのはお前なんだな」と問いただす。

香坂「警視庁は風見康夫を誘拐犯として確信したということだな。本部は何を隠している?説明しろ」

山田「あなたは所轄刑事に説明したことはありますか。あるのは命令だけです」

山田の携帯が鳴った。

「わかりました。かわれ…だそうです」

電話の相手は小野田だった。

「お前の情報を元に、捜査一課は風見康夫を追っている。中田社長の監禁場所も時期に見つかる」

「捜査一課はこれまで何を追っていたんでしょうか」

「お前が想像していた通り、誘拐犯は5億円の身代金とは別にもうひとつ要求をしていた。ゴーンバンク社は新システム完成にもとづき新事業を発表する。そのイベントを禁止せよ。期限までに行われなければ、中田社長を殺害するというものだった。」

「風見エレックにあったUSBを解析したところ、ゴーンバンク社の新システムと一致した。風見京子が持っていたそのデータが何らかの形で不正にゴーンバンク社の手に渡ったものとする。娘のデータは盗まれたのではないか、娘が自殺したのは恋人にふられたからではない、利用されたからではないか。だから真実を知るために中田社長が誘拐されたのではないか。しかし、仮説はそこまでにしておこう。犯人の要求は5億円だけだ。」

「それはゴーンバンクの不正を隠蔽するということですか」

「仮説は仮説にすぎん。今の職場はどうだ。やってられんと思わんか。捜査一課刑事という地位を失ってその価値の大きさに改めて気づく。私も同じだよ。」

「えっ?」

「お前が私の傍にいてくれたらこの事件はもっと早く犯人にたどりつけたかもしれない。今回のことでお前の価値の大きさに改めて気づいた」

そして、小野田は明日の管理職の昇進試験を香坂に受けるように促し、名前を書いただけで合格させてやると言う。

「捜査一課に戻れる、出世ルートに戻れる、そして…いつかはあれがお前の未来だ」

歴代の捜査一課の名前が書かれたボードを見た。


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===
芝署に戻った香坂。

渡部が、風見康夫は金目当てで誘拐をするわけはない、自首を促すための交渉役を任せて欲しいと言ってくる。

しかし香坂は

「ここまでにしましょう、ここから先は警視庁本部の仕事です」

「どういうことですか。犯人突き止めたでしょ、あと1歩じゃないですか」

「あなたは十分に仕事を果たした。所轄の捜査のおかげで犯人も判明し一課長もその労を認めてくれた。あとは本部に任せるべき」

「あんた一課長に何言われた。これは所轄で起きた我々の事件だ」

「所轄は支持があるまで待機です。」

「敵は見方のフリをする、やっぱりあんたはむこうの人間だったということだ。だったら我々警察官は何を守っていると言うんだ」

翌日、本部の捜査により風見康夫が所有する空き家に人影があることがわかり、捜査員が現場にかけつける。

渡部も現場に向かうと香坂に連絡するが、香坂は止めて、昇進試験の会場へと向かって行った。

しかし、香坂が向かったのは試験の会場ではなく、芝署だった。

そして渡部に風見康夫に自首を促すよう頭を下げる。

香坂は説明しに捜査一課のもとを訪れた。

その頃、監禁された中田社長は、風見康夫に毒薬らしきものを飲まされそうになっていた。

その時、風見康夫のタブレットにメールが入る。

それは渡部からのメッセージだった。

「京子さんは、あなたがやっていることを望んでいない。」

捜査班が突入を試みようとしている。

香坂が捜査一課の会議室に入り、犯人を説得しているため突入命令は待って欲しいと駆けつけてくる。

捜査一課は所轄の渡部が説得のメールを送っていることを知り阻止しようと所轄に乗り込もうとしてきた。

香坂は、「現場を良く知っているたたき上げの所轄刑事が必ずやってくれる。あなたならわかってくれるはず」と小野田に土下座して訴える。

しかし小野田は

「ああ、よくわかっている。そういう、できの悪い所轄刑事が1番信用できないということを」

と言い放つ。

所轄では、必死に渡部が風見に自首するようメッセージを送り続ける。

香坂は、取り押さえられ外に出されてしまった。

すると、服部のもとに風見から電話がかかってきた。

しかし、その後すぐに小野田が捜査突入の合図を出し、捜査班が部屋に突入し風見を確保し無理やり事件を解決させてしまう。

風見康夫は服部の説得により自首するつもりだった。

捜査が終わり、帰宅する小野田を待っていた香坂。

香坂「もしあの時昇任試験に行っても私は合格していない。違いますか?」

小野田「だとしてもお前は行くべきだった。疑問を抱かずに上の指示に従う、それが組織で生きるということだ」

香坂「あなたの従い組織で生きることができても、警察官の自分は死ぬことになります。それは絶対にできません。そしてもうひとつ。この事件はまだ終っていません。まだ裏があるはずなんです。」

小野田「その根拠は」

香坂「私の勘です」

小野田「お前がその言葉を口にするとはな」

香坂「刑事が何よりも大事な言葉と一課長がおっしゃっていたこです」

小野田「その勘に覚悟はあるのか?この警視庁捜査第一課長小野田の目を見て答えろ。覚悟なきものに何も言う資格はない」

すると香坂は小野田の前に立ちはだかり

「覚悟ならあります。自分の運命を受け入れ、ここで戦う覚悟が。私は所轄刑事として捜査一課のあなたと戦ってみせる」

小野田はじっと、香坂の目を見て去っていった。

震えながら涙を堪え、香坂は小野田にさっと一礼をしてその場を去っていった。

我々警察官は法の元に国民を守る。しかし、その警察官を守る法律は存在しない。

己を守るためには戦うしかない。

小さな巨人1話ネタバレあらすじと感想


主人公は、長谷川博巳さん演じる香坂真一郎。

しかし、完全に香川照之さんに食われてしまって、香川劇場という感じでしたが、嫌な上司役を怪演し、かなり見ごたえがありました。

香川さんの顔芸が第1話から炸裂しており、それだけでも見る価値有りです!あんな絶妙な顔芸できる俳優さんはなかなかいません。

雰囲気は半沢直樹感が漂いまくっており、ネット上でも言われているように半沢直樹の警察版という感じです。

いや、むしろ大和田常務が刑事だったら…という設定といってもいいくらいでしたね(笑)

警視庁捜査一課というエリート集団と、警察の所轄との内部の確執や対立の話しがメインであり、一般人からするとなぜ警視庁と所轄の確執があるのかピンとこない部分はありましたが、ストーリーがしっかりしていているので、非常に楽しめるドラマだと思います。

小さな巨人2話あらすじをチェック!


所轄の刑事として、小野田(香川照之)と戦う覚悟をした香坂(長谷川博巳)は、第1話で解決したと思われたゴーンバンク社長・中田和弘(桂文枝)の誘拐事件にはまだ裏があると、捜査を続けていた。

自殺として片付けられていた、中田和弘の息子・隆一(加藤春彦)元恋人の風見京子の死について、香坂は事件をずっと追い続けていた服部と一緒に、再び捜査を始め、京子が命を絶ったビルを訪れる。

そのビルは、隆一が経営するナカタエレクトロニクスのビルであり、監視カメラにはゴーンバンクが新たに開発したという防犯カメラシステムが導入されていた。

香坂は、ビルの管理人・菜穂(吉田羊)に聞き込み調査を行うものの、有力な情報を得ることができず、警視庁一課の山田(岡田将生)にあるお願いをしに行き事件を真相を探っていく。


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女の勲章あらすじネタバレ結末と感想!ラストは式子に衝撃の悲劇が! [ドラマ]

山崎豊子原作小説「女の勲章」が松嶋菜々子さん主演でスペシャルドラマとして映像化されます。

豪華キャスト陣が勢ぞろいし、放送前から話題になっています。

華やかなファッション業界を舞台に、一人の男の野望、欲望に翻弄されていく女性たち。

今回は、原作小説「女の勲章」を読んだので、あらすじネタバレを結末までまとめました。
(ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください)


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女の勲章ネタバレあらすじ結末【前半】


大阪・船場の老舗羅紗問屋に生まれ、何不自由ない裕福な生活していた主人公・大庭式子(松嶋菜々子)だったが、戦争で両親、そして船場の家を失ってしまう。

しかし、式子はめげることなく、自宅の一室を開放し、小さな洋裁教室を始め、瞬く間に人気教室に成長。やがて甲子園に「聖和服飾学院」という洋裁学校を開校する。

八代銀四郎郎(玉木宏)は、東京の国立大学にてフランス文科を専攻し卒業後は一流企業へ就職。

しかし、サラリーマンに早々に見切りをつけ、家業である八代商店の男物服地の卸しを手伝っているうちに、聖和服飾学院に出入りするようになる。

式子に頼まれ、フランスの雑誌の翻訳や、生徒にフランス語を教えるようになり、やがて聖和服飾学院の学校建設における、折衝業務などを担当するようになっていた。

聖和服飾学院には、式子が自宅ではじめた洋裁教室の卒業生である津川倫子(ミムラ)、坪田かつ美(相武紗季)、大木富枝(木南晴夏)の3名が講師として在職していた。

銀四郎は持ち前の商才と人脈を駆使し、競争が激しいファッション業界にて、無名だった式子を有名デザイナーへとのし上げていく。

その裏では、式子以外に倫子、かつ美とも体の関係を持ち、お金を渡し、彼女たちが望むような裕福な生活をさせ、次々と開校していく学校の校長にさせていく。

銀四郎は式子の知らないところで彼女たちに、富、名声、地位も同時に与え自分の思うがままにしていったのだ。

もちろん女性たちは銀四郎が他の女性と関係を持っていることは知らない。

しかし、唯一富枝だけは、銀四郎が式子以外に倫子やかつ美との関係を結んでいたことを知っており、その事実を逆手に取り、新しく建設予定の縫製工場の権利を自分に与えることを言い出してくる。

式子は、裏でそういったことが行われていることを知らないまま、いつのまにか銀四郎が弾いたレールに乗り、時折戸惑いつつも、有名デザイナーとしてのキャリアを築き上げていき、それと同時に与えられる名声や富、置かれている地位に浸っていく。

そんな中、新たに学校を作る際に、銀四郎の大学時代の恩師である白石教授に出会い、式子は次第に心惹かれていく。

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女の勲章ネタバレあらすじ結末【後半】


自宅の一室で始めた学校も、甲子園、大阪、京都と次々と開校していき、やがて式子は日本で始めてフランスデザイナーのジャン・ラベールのデザイン型紙を買い、日本でショーを行うという一大イベントを開催することになる。

しかしパリに行く直前、式子は縫製工場の不動産権利を自分の知らないところで、富枝名義にされていることを知ってしまう。

富枝を呼び戻して、聞き出したところ、あっさりと銀四郎にもらったと告げ、さらに倫子やかつ美と銀四郎の関係を知らされる。

式子はこれまで3人の職員と銀四郎とのことを知らずに、自身も銀四郎と関係を持っていたことを辱め、自分だけでなく他の3人にも与えられたものであったかと思うと、体中が火膨れになるような忌まわしさに襲われた。

何も知らずに、倫子に甲子園校を任せ、かつ美に京都校を始めさせ、富枝には縫製工場を開かせ、銀四郎の思惑に操られ、次々と新たなステージを開くたびに自身の栄光が積み重ねていかれる喜びに酔ってきた自分の愚かしさ、それと同時に憤りや絶望が式子を襲った。

式子は銀四郎に会い、今後は一切縁を切ることをを告げる。

しかし、銀四郎は悪びれることなく、式子自身が名声と富、女の野心と虚栄心と引き換えに自分と関係を持っただけであり、縁を切るなら、これまで銀四郎が学校を大きくするために費やしてきた労力、頭脳、時間、式子を有名デザイナーへとさせた慰謝料として2000万円を要求してくる。

ところが、銀四郎は慰謝料に加え、優秀な講師陣まで失い、何もかも失ってしまう決心が式子にはできないと弱みにつけこみ、式子を身動きできない状況に追い込んでいく。

式子自身、今まで築き上げて得てきた、名声と富を失うことが恐ろしくうろたえてしまい、銀四郎は自分とは簡単に別れられる関係ではないと式子をあやすように抱いた。

やがて、ジャン・ラベールの型紙購入の契約のためパリに行く日が訪れ、式子は少しでも銀四郎と離れられること、自分を取り巻いていた汚辱の生活から遠ざかっていくようで救いを覚えた。


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パリに到着し、式子はジャン・ラベールを訪れる。

事前に話しは通しており、あとは契約を結ぶはずだったジャン・ラベール側は、他の企業との契約を済ませていることが判明。土壇場になって契約が結べずに途方にくれる式子。

そこに、偶然にもパリに会合で訪れていた白石教授に助けを求め、白石教授の計らいにより、式子の学校と契約を結ぶことを口利きし、無事に契約を成立させることができた。

パリにて、白石教授に再会し、これまで胸にしまっていた白石教授への恋心に気づき抑えられなくなり、白石教授のホテルを訪れ会いに行く式子。

ついに、白石教授に胸のうちを告白したが、旅で気持ちが高まっているだけだと優しく突き放される。

ホテルに戻った式子は、銀四郎から速達便にて、日本にて問題があったから帰国しなさいと連絡を受ける。

これまで築き上げてきた何もかもを捨てて、白石教授の胸に飛び込みたかった式子にとって、それは自身の幸せを奪う悪魔のような訪れに恐れ、逃げるように再び白石氏のもとに向かう。

しかし、白石教授はフランスを既に立ち、ポルトガルに向かったと知り、式子も後を追ってポルトガルに行く。

二人は再会し、白石教授は式子を受け入れ、日本に帰ったら一緒に生きることを誓う。

その間、式子は銀四郎とのこれまでの関係を白石教授に打ち明けようとするものの、事実を知った白石教授の心が自分から離れていってしまうことを恐れなかなか告げられずにいた。

その後、二人はしばらくポルトガルを旅し、式子によっては夢のようなひとときを過ごした。

一方銀四郎は式子が帰ってこないことに苛立ち、強引にでも式子を連れ戻すためパリへと向かう。

パリに到着し、式子のホテルを訪れるものの式子はおらず、怪しむ銀四郎。

式子が、白石教授とパリで会い、その後ポルトガルに行っていることを突き詰め、飛行機で帰ってくる二人を見つけ、声をかける銀四郎。

式子は激しく動揺し、三人で一旦ホテルに戻り話し合いをすることとなる。

式子と白石教授の関係を知った銀四郎は、自分と式子の関係を暴露し、式子はその場に崩れ落ち号泣した。

そして、式子は白石教授に銀四郎とのこと、他の職人とも関係を持ち、学校組織を築き上げ、その利益と自由を自分のものにする野心ために利用されもてあそばれていたことなど、日本で起こったことを全て話す。

白石教授は驚き、銀四郎に式子に対してどんな気持ちでいたのか、結婚するつもりでいたのかと問いたざす。

しかし、銀四郎は悪ぶれる様子もなく

「式子と結婚などせずに、関係を持ちながら独身で他の職員とも結婚の可能性をちらつかせながら働かせて操った方が自分の利益にプラスに働く」

と告げ、白石教授は怒りに震える。

しかし銀四郎は「女たちの求める虚栄心に満ちた欲望、野心をそれぞれの形で与え、その代償として体の関係と働きをもらっていただけだ、誰とも結婚の約束なんてしていない」と言い返し、白石教授は呆れて失望し、その場を立ち去ってしまった。

その場に取り残された式子に、銀四郎は悪魔のごとく囁き、後ろから抱こうとするが式子は猛烈に銀四郎を拒絶。

しかし、銀四郎は日本へ帰り、再び女の野心や虚栄心が渦巻く世界に連れて帰りさせすれば、これまで味わってきた有名デザイナーとしての華やかな生活や富、名声から抜け出せることがなく、何事もなかったようにこれまでの生活に戻るだろうと高を括っていた。

ショーの日程も近づいてきていることもあり、式子は失意のまま銀四郎と一緒に日本に帰国。

式子がいない間に日本ではランベール旋風を巻き起そうと、銀四郎が手を尽くしていた。

ショー公開日が近づき、式子はめまぐるしく多忙な日々に追い込まれていた。

このショーが終ったら、式子は銀四郎、3人の職員との関係をあからさまにし、銀四郎が仕組んだ恐ろしい人間関係を清算しようと準備を進めていた。


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いよいよランベールショーが始まり1日目は大成功のスタートを切った。

ショーには白石教授も訪れており、再度、式子と一緒に銀四郎と話し合いの場が持たれた。

白石教授は式子と結婚することを、銀四郎に告げ、そのために式子との関係はこれで終わりにしてほしいと告げた。

銀四郎は清算方法次第と持ちかけ、式子はランベールショーで得られる利益、大阪本校、京都校、新設予定の東京校も譲ることを告げる。

しかし、それだけでは納得しない銀四郎。

もうこれ以上何もあげるものがないと式子は言うが、担保に入ったり、債務を負った学校ばかりもらっても意味がないと冷たく突き放す。

実は大阪校にはまだ債務が残っており、京都校も担保に入れていたりと、銀四郎に譲ると告げたものは、債務を負った担保物件ばかりで清算勘定にならない。

さらに式子の名義で借り入れている負債のため、法律上は式子に返済義務がある。

つまりあと3年は働いて返済してから、自分に進呈してくれと薄笑いを浮かべ、どうするか白石教授と協議してくれと部屋を後にした。

呆然とする式子。

そんな式子に白石教授は、打つ手がない、二人の結婚を諦めるしかないと告げる。

銀四郎のあざとさには太刀打ちできず、自分には式子の窮地を救うだけの経済力もない。

そして、式子名義になっている学校の負債を返すためにこれからも仕事を続け、返済が済んだら銀四郎と離れて独りになりなさい、遠くから見守っていると告げ、式子のもとを去っていった。

白石教授と一緒になる夢も途絶えてしまった式子。

ここから逃げださなければという衝動に駆られ、式子は飛行機で大阪に戻った。

明日にもランベールショーの続きが控えている。

しかし、式子はふらふらと甲子園校に戻っていた。

学校の中に入り、ふとこの校舎を建てたときのことを思い出す。

学校を建てた時、母のように誇り高く美しく生きたいと思い、紋章のような華麗なステンドグラスを校舎の高窓に填め込んだ。

しかし、今の式子には誇るべきものもなく、心から愛した白石教授にも拒まれ救いようのない絶望感、銀四郎によってしるされた汚辱だけが残っていた。

式子は、今後、何の幸せもなく、学校の負債を返すためだけに、働かなければならないこと、唯一の希望だった白石教授との夢見た未来も失われてしまい、生きることに絶望。

そして、自ら命を絶ってしまったー。

女の勲章あらすじネタバレ結末の感想


山崎豊子さんは小説を書く際にかなり入念に取材を行うことで有名です。

「女の勲章」を書くにあたり、パリにまで取材に行ったそうです。

そのためか、かなり重厚で読み応えのある内容になっています。

ファッション業界の光と影の部分が上手い具合に描かれており、銀四郎がいつの間にか式子を始めとする女性を翻弄していく様子が、絶妙に描かれているところはさすがです。

ラストは式子がまさか自ら命を絶ってしまうことになるとは予想外でしたが、儚く哀しさが残りつつも読み終わった後はどこかスッキリする作品でした。

非常に読み応えのある作品でしたので、ぜひ気になる方は原作を読むことをお勧めします。


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人は見た目が100パーセントロケ地!丸の内研究所は三菱一号館美術館!半沢直樹でも使用されていた [ドラマ]

桐谷美鈴さん主演ドラマ「人は見た目が100パーセント」

冴えない理系女子たちが、会社の吸収合併により丸の内研究所で働くことをきっかけに、ファッションやメイク、美容について研究し、綺麗になっていくというストーリー。

第1話が放送されましたが、テンポも良くてファッションの着こなしや小物の使い方など、見ていて参考になるポイントが多いので、見ていて楽しめるドラマとなっています。

また、気になったのが主人公・純たちが新しく移動になった丸の内研究所のロケ地!

レンガ造りでおしゃれな建物なので、あれはどこだろう?と気になった方も多いはず。

さっそく調べてみました!


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人は見た目が100パーセントロケ地!丸の内研究所は三菱一号館美術館!


主人公・純(桐谷美鈴)たちが移動となった新しい研究所は、東京の丸の内のおしゃれなビルという設定です。

研究所には、イケメンスタイリストが揃うサロンが併設されています。

今後サロンに勤務する榊圭一(成田凌)が勤務しており、今後恋に発展しそうな予感がします。

さて、そんな純たちが勤務するクレエラジャパンのオフィスのロケ地となっているのは、「三菱一号館美術館」です。



東京駅から徒歩5分のところにある「三菱一号館美術館」は外観もレトロな雰囲気でおしゃれですが、美術館内もとってもおしゃれなんです!

また美術館に併設されているカフェ「Cafe 1894」はロケ地としても数々のドラマや映画などで使われているスポットです。

「半沢直樹」や「僕のヤバイ妻」などでも登場し話題となっていましたね。

とってもおしゃれなので、近くまできたらぜひ寄りたいおすすめのカフェです。




高い天井にシックな内装、そしてデザートも絶品なのでぜひ一度は行ってみたいカフェとして人気です。

今後ドラマ内でもメインロケ地となるかと思いますので、要チェックです!

<HP>
http://mimt.jp/

人は見た目が100パーセントロケ地!丸の内研究所は三菱一号館美術館!-おわりに


今回は人は見た目が100パーセントのロケ地丸の内研究所(クレエラジャパン)について紹介しました。

ストーリーはなかなか面白くて次回が楽しみです。

また新たなロケ地がわかりましたら随時紹介していきたいと思います。


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女の勲章モデル上田安子と近藤年子,小説原因で山崎豊子と不仲に? [ドラマ]

山崎豊子原作小説「女の勲章」がスペシャルドラマとして放送されます。

主人公・大庭式子を演じるのは松嶋菜々子さん。

フジテレビが今年最も力を入れているスペシャルドラマとだけあって、豪華キャスト陣が勢ぞろいしています。

戦後、競争が激しいファッション業界を生き抜き、有名デザイナーにのし上がりつつも、一人の男によって運命を翻弄されていくというストーリー。

山崎豊子さんは小説を書く前には、入念な取材を行い実在モデルがいることも多いです。

今回の「女の勲章」には、実在するモデルがおり、それが上田安子さん、そして近藤弘子さんの名前があげられています。

しかし、小説発表後、元々仲が良かった上田安子さんとは、不仲になってしまい、近藤弘子さんも小説発表により、世間から好奇な目で見られた部分があったと言われています。

気になったので調べてみました!


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女の勲章のあらすじを簡単に!(ネタバレ含む)


まずは、「女の勲章」のあらすじについて簡単に紹介します。
(若干ネタバレを含みますのでご注意ください)

大阪・船場の羅紗問屋で生まれた主人公・大庭式子は、戦後自宅の一室を開放し小さな洋裁教室を始めます。

洋裁教室は瞬く間に人気となり、本格的な洋裁学校「聖和服飾学院」を建設し開校。

デザイナーとして無名だった式子は、学校建設の際に出会った、八代銀四郎という男の手腕により、有名デザイナーへとのし上がっていきます。

デザイナーとして、映画の衣装を担当したり、フランスの有名デザイナーの型紙購入の権利を得て、ファッションショーを成功へ導き、次々と新たな学校を開校し、日本のファッション業界を変えていく先駆者としてのし上がっていきます。

と、一見すると一人のデザイナーの成功ストーリーのように思えます。

しかし、この小説はただ単に主人公・式子が有名デザイナーへとのし上っていくものではなく、彼女の側近にいる、八代銀四郎の野望や欲望に知らず知らずのうちにあやつられ、元教え子であり学校の講師を務める女性3人も女の欲望をむき出しに、式子の座を狙うという思惑が隠されています。

デザイナーとして富や名声を得て、頂点にまで上り詰めた式子は、男に操られ利用されてきた事実を知り、それが原因で全てを投げ打ってでも一緒になろうとした恋人とも破局。

生きることに絶望し、ラストは衝撃の悲劇が式子を襲うというストーリー展開になっています。

山崎豊子先生の作品はどれも小説をあまり読んだことのない方には少しハードルが高いように思われるかもしれません。

しかし、「女の勲章」は山崎豊子先生の作品の中でも上下巻までとなっていますし、比較的読みやすいのではないかと思います。

筆者も実は初めて読んだのですが、後半は続きが気になってハラハラドキドキ!一気に読んでしまいました。

まだ読んだことない方にはおすすめの作品です。

女の勲章モデル上田安子,原作小説原因で山崎豊子と不仲に?


さて、ここから本題ですが、女の勲章のモデルは確かに上田安子さんだと言われています。

上田安子さんは1960年に大阪堺市で生まれ、服飾を学び、その後大阪で「上田安子服飾研究所」を開き、関西を代表する服飾学校にまで成功させます。

「上田安子服飾専門学校」
http://www.ucf.jp/index.php

また、パリのクリスチャンディオール社の技術指導を受け、日本にその技術をコレクションを紹介するなど、日本のファッション業界に旋風を巻き起こします。

こういった部分は、式子とリンクする部分であり、山崎豊子さんがモデルにした部分です。

しかし、原作「女の勲章」では、その成功の影には影の立役者・銀四郎との情事や彼に翻弄されて全てを失っていく式子、学内内紛、生々しい女の人間模様という部分はフィクションです。

ところが、実在モデルの上田安子さんの部分とフィクションの部分が混ざり合い、「女の勲章」自体が上田安子さんの人生そのものだと、読者から思われてしまい、後に物語を読んだ上田安子さんも衝撃を受けたと言われています。

これを機に、元々仲が良かった山崎豊子さんと、上田安子さんは疎遠になり、不仲になったと言われています。

当時、小説は新聞に掲載されており、センセーショナルな内容でもあったので、上田安子さん自身にも何かしら影響があったようです。

しかし、上田安子さんは多くは語らず山崎豊子さんを大きく批判することなく、時と共に関係は次第に修復されていきました。

女の勲章近藤年子もモデルの一人!小説原因で世間から好奇な目にさらされる?


また、実は上田安子さん以外にもう一人実在モデルとなった方がいます。

それは、デザイナーの近藤年子さん(96)

近藤年子さんは、大阪・船場生まれ。

戦後、近所の若い子達を集めて洋裁塾・学校を開きのちにデザイナーとして独立します。

ブランド「TOSSY(トッシー)」を立ち上げ、大阪、東京へと店舗を次々とオープンさせていきます(現在は全て閉鎖)

まさに戦後ファッション業界を大きく牽引したデザイナーの一人でした。

山崎豊子さんは、近藤年子さんの元にも通い小説のための取材を重ねていたそうです。

お互いを「おとよちゃん」「こんちゃん」と呼び合う仲でした。

しかし、小説が発表され、近藤年子さんがモデルになったと知られると、小説のイメージそのものが近藤年子さんの人生と思われ、家族も複雑な思いをしたそうです。

また近藤年子さんは現在もお元気で現在でも創作活動は続けています。

女の勲章モデルは上田安子と近藤年子!小説原因で山崎豊子と不仲に?-おわりに


今回はドラマ化される「女の勲章」の実在するモデルの方について紹介しました。

確かに、そのまま何も知らずに読むと、上田安子さん、近藤年子さんそのものの人生だと勘違いしてしまいますね。

一時は不仲になったものの最後には関係を修復し、お二人とも小説のモデルとなったことは、誇りに思っているのではないでしょうか。

小説も山崎豊子さんらしい、緻密で濃厚なストーリーとなっていますので興味がある方はぜひ読んでみることをおすすめします。

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