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大韓航空機爆破事件,金賢姫の現在と恩赦(特赦)理由!北朝鮮国に翻弄された数奇な人生 [ニュース]

「テレビ史を揺るがせた100の重大ニュース」にて、大韓航空機爆破事件の実行犯・金賢姫氏が真相について語ります。

30年前に起こったこの事件。

一体どのような事件だったのでしょうか。

そこには祖国・北朝鮮国に翻弄され続けた一人の女性の数奇な人生がありました。

大韓航空機爆破事件の経緯


事件は今から30年前の1987年11月29日。

イラク・バグダッド発→アブダビ経由→ソウル行大韓航空機にて事件は起こった。

実行犯は、蜂谷真一・真由美の父子。

二人は機内の頭上手荷物置き場にラジオ型の爆弾をしかけ、経由地のアブダビで降りた。

爆弾を乗せたまま航空機は再度離陸し、ソウルへ向かっていた航空機は、ミャンマー・ビルマ上空で爆破。

乗客、乗務員115名が犠牲となった。

大韓航空機爆破事件,実行犯二人を逮捕


警察は、アブダビ経由の際に飛行機を降りた、蜂谷真一・真由美の父子に注目し、バーレーン空港で身柄を確保。

日本人父子を名乗ったこの二人は、北朝鮮の工作員であり、日本人の偽装パスポートを使い犯行を実行。

男の名は金勝一、女の名は金賢姫。

身柄を拘束され、取調室にて二人は自らの命を絶とうとした。

金勝一は亡くなり、金賢姫は一命を取り留めた。

バーレーン警察での取調べ後、金賢姫氏は韓国へ引き渡される。

当初は日本人になりすまし、中国出身だと言い張っていたが、度々説明での矛盾点が指摘され、北朝鮮工作員であること認め、犯行を自供した。

大韓航空機爆破事件,金賢姫の生い立ちと犯行の動機


1962年、金賢姫は北朝鮮で外交官の娘として生まれた。

父の仕事の都合で、幼い頃はキューバーで過す。

父の任務が終了し、北朝鮮に戻ってからも、裕福な暮らしをしており、子供の頃からの美貌を生かし子役とて映画に出演するなど活躍していた。

また、その美貌からも金正日氏に花束を渡す役目に選ばれたこともあった。

大学では日本語を学び、在学中に北朝鮮工作員にスカウトされ、国に尽くすことを命じられる。

この時、日本人拉致被害者・田口八重子さん(北朝鮮名:李恩恵)に出会い、共同生活を送りながら日本語や日本の文化など日本人化することを学ぶ。(その前に中国人化する教育もされる)

その後、工作員としてマカオや天津での研修を終え、金正日氏からあの事件の任務が命じられる。

「ソウルオリンピックの韓国単独開催妨害のために大韓航空機を爆破せよ」

つまり、韓国で行われるオリンピックを阻止し、事件により国際社会での韓国の信頼低下を狙った信じられない北朝鮮側の身勝手な目的だった。

さらに日本人の犯行に見せかけるためパスポートを偽造し犯行を実行した。

逮捕後、韓国にて取調べが行われたものの、日本人だ、中国人だと言いなかなか認めなかった。

訪れたソウル市は、北朝鮮で韓国について教えられたものとは全く違うソウル市内の豊かな生活、活気あふれる町並みに衝撃受ける。

このことにより、自由社会の本当の姿に気づき、これまで強く犯行を否定していたものの自供した。

また、現在でも北朝鮮側はこの事件の関与を否定し謝罪は行われていない。

大韓航空機爆破事件,金賢姫の犯行後と特赦の理由!


金賢姫は韓国で1年間取調べを受け、その後韓国にて起訴され、一審、二審ともに死刑判決が言い渡される。

しかし、当時の大統領・盧泰愚(ノ・テウ)氏より「事件の生き証人」、さらには「北朝鮮という国の被害者でもある」という理由からとして特赦される。

特赦とは有罪の言い渡しをされた特定の者に、有罪の効力を失わせるというもの。

これには、被害にあった遺族からの猛抗議があったものの、認められ、その後は身柄の安全のためか公安当局の保護下でソウル市内で生活を始める。

金賢姫氏も国家安全企画部の嘱託職員として働き、やがて自身のボディーガードを務めていた男性と結婚。そして、二人の息子を出産。

政府から特赦されたものの、自由な生活をすることはできず、生涯政府の監視下での生活、世間の目を恐れ、偽名を使っての生活など、穏やかに静かに暮らすというよりは、ひっそりと身を隠して暮らされているようだった。

また、金賢姫氏は自身の半生を綴った本を日本で出版。

結構な数売れたが、遺族側に1億円を渡したといわれている。

大韓航空機爆破事件,金賢姫の現在と恩赦(特赦)理由!北朝鮮国に翻弄された数奇な人生-おわりに


今回、この事件について深く掘り下げる前までは、なんて女なんだ!と思っていました。

被害に合われた遺族の方の気持ちを思うと、いたたまれない気持ちになります。

しかし、もし金賢姫氏が北朝鮮に生まれていなければ、このような事件は起きなかったでしょう…。

金賢姫氏という女性は本来、努力家で、まじめで優秀、容姿端麗でまさに才色兼備。

しかし、優秀で容姿端麗だからこそ、、金正日氏に見初められ、まじめで忠誠心が強いあまり祖国のために行ってしまった過ち。

もし生まれた国が違っていたら、全く違う人生を歩んでいたに違いない、もっと違うことで活躍できる女性だったのではないか思うと、哀しく空しさを感じる事件でした。
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