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黒革の手帖ネタバレ原作小説の結末!ラスト元子に訪れる衝撃の悲劇が恐ろしすぎる… [ドラマ]

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松本清張作品「黒革の手帖」が武井咲さん主演でドラマ化!

地味な銀行員だった主人公・原口元子(武井咲)が黒革の手帖を武器に、銀行から大金を横領。

横領した資金を元に銀座にバーをオープンさせ、欲望が渦巻く世界で「黒革の手帖」を武器に次々と大金を手にしていくというストーリー。

武井咲さん主演のドラマでは少し設定などが変えられているようですね。

そこで、今回は原作小説「黒革の手帖」のネタバレあらすじをまとめてみました!ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意下さい。

黒革の手帖ネタバレあらすじ結末を原作から【地味な銀行員の野望】

東林銀行千葉支店に勤務する原口元子(武井咲)は、自身のクラブを開くため夜は銀座のクラブ「燭台」にて働いていた。

その一方で、元子は東林銀行に税金逃れのために顧客が開設している架空口座から7568万円を横領。

銀行の次長・村井亨(滝藤賢一)に自ら横領したことを告白し。架空口座リストと預金額を書き写した黒革の手帖をちらつかせ「国税に知られれば大変なことになるでしょ」と脅す。

元子が横領した7568万円を全額返金しないという念書を書かせ、黒革の手帖を引き換えに横領したのだった。

元子の横領事件は銀行内部で処理され、働いていたクラブ「燭台」を辞め、横領した大金でクラブ「カルネ」をオープンさせる。カルネとはフランス語で「手帖」を意味し、5階建てのビルの3階に13坪の店を開いたのだった。

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黒革の手帖ネタバレあらすじ結末を原作から【第2の黒革の手帖】

カルネには産婦人科医院の院長・楢林謙治(奥田瑛二)がホステスの波子(仲里依紗)を気に入り頻繁に訪れるようになっていた。

楢林は波子に入れ込み、マンションや高価な洋服などを次々と買い与え、波子の店をオープンさせる約束をしていた。偶然なのか、波子の新店舗となるのは、「カルネ」と同じビルで上の階に開く準備を始め波子もカルネを辞めた。

元子は黒革の手帖を村井に渡したものの、コピーをとっており、その中には楢林が偽名を使って架空口座を持っていることを知っていた。

やがて元子はホステスの里子の妹・和江に頼み、楢林が経営する産婦人科医に見習い看護士として働かせ、楢林の情報を報告させる。

楢林は20年以上も病院に尽くしてきた婦長・中岡市子(高畑淳子)と不倫関係にあることがわかり、楢林は脱税のために作られた隠し口座の管理も市子に任せているという。

しかし、波子の存在に気づいた市子は楢林を問い詰め厳しく口論となっていた。

和江から報告を受けた元子は市子に接触し、親身になって相談に乗るふりをする。やがて、楢林に裏切られたという、市子の感情を巧みに利用し自分の味方にさせ、隠し口座の情報を聞き出すことに成功したのだった。

後日、元子は楢林を誘い、隠し口座の情報をちらつかせ、楢林を脅し現金5000万円を手に入れる。隠し口座の情報を知られ、怯える楢林は波子との関係も断つことにし、カルネの上にオープンさせる予定だった波子のお店への話しも白紙となった。

お店を持つことができなくなった波子は逆上し、カルネに乗り込んでくる。激しく元子につっかかり「いつか銀座で商売できなくさせてやる」と暴言を吐き、ボーイたちに取り押さえられ出ていった。

その後、元子は市子に会い楢林から退職金を預かったと言い、経費などを差し引いた、現金約790万円を手渡した。しかし、市子は病院を退職し楢林との関係も断つと決めていたものの、どこか煮え切らない様子が垣間見えた。

おそらくまだ未練があるのだろうと元子は察した。元子はだんだん腹が立ち、お金を渡した後はさっさとその場を去ろうとした。

すると市子は立ち上がり、現金が入った風呂敷を元子に投げつけ「あんたは女の本当の気持ちをわかっていない」と言い放ち出ていったのだった。

黒革の手帖ネタバレあらすじ結末を原作から【第3の黒革の手帖~元子の企み~】

楢林から約4000万円の金を入手したものの、カルネの経営状況は厳しかった。

その頃、カルネには「医科進学ゼミナール」という医科大予備校の理事長・橋田常雄(高嶋政伸)が元子目当てでよく訪れており、逢引に誘われていた。

資金が必要な元子は橋田に目をつけ、後日ホテルで会う約束をする。

その日、橋田は国会議員の秘書・安島と喪服姿で店に現れた。聞けば有名な国会議員が亡くなり葬儀に参列したという。

予備校の理事長である橋田が葬儀に参列するということは、よほど親しい間柄の人物がなくなったのかと勘付き、元子は古い新聞を開いた。

亡くなったのは、参議院議員で運送会社を営む江口大輔。さらに、文教委員長を務めていたことから、教育関係に顔が聞く男だ。橋田が葬儀に参列した間柄であることから何か深い関係があると勘ぐっていた。

翌日、島崎すみ江(内藤理沙)という女性がホステスとして働きたいと突然カルネを訪ねてくる。

ホステスにしては年齢がいきすぎており、華やかさもなく水商売も未経験。すみ江は「梅村」という料亭で働いていたが、店が廃業することになり、新たな仕事を求めてカルネを訪れたのだった。

「梅村」を経営していた女将・梅村トシは、実は江口大輔の愛人だったという。

店には江口が引き連れてくるお客がメインだったが、江口が亡くなってしまっては、そういう客筋も来なくなるだろうと自信をなくし、援助も受けられないことから、店をたたむことにしたという。

元子はすみ江から、店にに橋田もよく来ていたことを聞く。

橋田が理事を務める「医科進学ゼミナール」は、教育関係に顔が利く江口に医科大学により自分の予備校の生徒を合格させてもらえるように頼み、かなりの人数合格させていたという。合格者実績が多ければ多いほど、生徒の入学希望者も増える。つまり裏口入学の取引が行われていたのだ。

そのことを聞き、元子はすみ江をホステスとして雇う約束をし、「梅村」の退職日までに、新しい情報を報告させるようにした。

後日、連絡してきたすみ江から、橋田が「梅村」を買い取り、転売しようとしていることを知らされる。

さらに、橋田は江口のご機嫌を取るために、年老い自宅に引きこもりがちだった江口の叔父・江口虎雄を「医科進学ゼミナール」の校長として赴任させていた。しかし江口が亡くなってからは橋田の態度は一転し、用無しとばかりに江口虎雄のクビを切ったという。

元子は「梅村」のことが頭から離れなくなっていた。小じんまりとした料亭といえども、都内の一等地という立地。

元子は「梅村」まで足を運び外からその周りの様子を伺った。土地建物合わせて2億1000万円ぐらいにはなると計算していた。橋田は「梅村」を安く買い叩き高額で転売するつもりだろう。そして仲介にあたっているのは、江口議員の秘書である安島に違いない。

安島は「梅村」に頻繁に出入りし、江口が亡くなった後は女将の相談に乗っていると考え、安島と橋田は仲間だと考えていた。

元子は、橋田が手に入れた「梅村」を自分のものにできないかと考え始めた。

梅村の帰り道、銀行時代の同僚に偶然遭遇した。聞けば中村次長は地方の支店へと飛ばされ、その後すぐに退職し不動産会社に勤めているらしいと聞いた。

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黒革の手帖ネタバレあらすじ結末を原作から【第3の黒革の手帖~すみ江を愛人に~】

翌日、元子が新聞を読んでいると、医者の脱税の記事が飛び込んでいた。それは楢林産婦人科医だった。楢林産婦人科では約2億円もの脱税が発覚したという。さらに、市子はどうやら楢林とヨリを戻しているようだった。

市子の年齢を考えれば他に行く場所もない。楢林の元へ戻るしかなく、婦長の座に再び戻っているだろうと元子は容易に想像できた。

その日の夜、江口の秘書を勤めていた安島がカルネに一人訪れた。

少し酔っており、苛立っているようだった。元子が近寄り話しを聞くと、江口が亡くなった後自身が選挙に出ることになっていたが、江口の本妻が選挙に立候補し、自分の立候補は先送りになったという。

これまで、随分と江口の選挙区の有権者たちの子弟たちの裏口入試や就職斡旋に根回しの努力を裏でやってきたのにと怒り心頭気味だった。

元子はさりげなく橋田のことを聞く。すると安島はあの男は江口議員の死後、すっかり寄り付かなくなったという。橋田に安島は腹を立て、不仲となっているようだった。

そして、元子は安島から「梅村」を橋田が買うことを聞き、すみ江が言っていたことに嘘はなかったと確信した。そしてさりげなく橋田の女性のタイプを聞くとすみ江がぴったりであると気づいたのだった。

さらに、江口の叔父・虎雄が校長に就任していたものの、橋田のやり方の汚さに腹を立て、橋田がやってきた裏口入学のことをこっそりとリスト化して持っているという。

安島は江口の叔父と仲良くしていることもあり、こっそりと打ち明けてくれたのだと言った。

元子はその話しを聞き、安島に裏口入学のリストを見たいとお願いする。すると安島は江口虎雄に掛け合ってくれると約束してくれた。

数日後、すみ江から連絡があり、元子は近くの喫茶店で落ち合った。そして橋田のことをどう思うかと尋ねると、すみ江は見た目も性格も嫌いだと答える。

しかし元子は安島から、橋田の好みの女性を聞いた時にすみ江はぴったりだと感じていた。そのことを伝えるとすみ江は否定しつつも食事に誘われたことがあることを打ち明けた。

さらにすみ江から将来料亭をやるためにホステスとして資金を貯めたいと言っていたことを思い出し、ホステスは実はそんなに収入にはならないため、橋田の愛人になることを勧める。

多少身を売る決意をしていたというすみ江は橋田の愛人になることを決め、お金の交渉は元子が行うことで協力することになった。

元子が橋田と逢引の約束の日、すみ江を代わりに行かせた。橋田は元子を口説いていたものの、元々すみ江に好意を寄せていたため、愛人になることに成功。その後何度も逢瀬を重ねる約束を取り付けてくるようになった。

そして、ベッドの中で橋田がすみ江に話す内容を報告させ、黒革の手帖にメモしていった。

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黒革の手帖ネタバレあらすじ結末を原作から【第3の黒革の手帖~欲望の渦~】

その夜、安島から江口虎雄が書き写した裏口入学のリストを見せてもらえることになったという。

すぐに安島と落ち合い江口虎雄の家へとむかった。その途中、安島は元子を自分の元へと抱き寄せキスをしてきた。元子もいつしか安島に惹かれていた。

江口虎雄の家に到着しブザーを鳴らすと、30代前半くらいの江口の息子の妻らしき女性が顔を出した。しかし、江口の叔父はもうすでに寝てしまったといい、安島が来たら渡すようにと預かっているものがあると風呂敷を手渡した。

見るだけだと思っていた裏口入学のリストを貸し出してくれるという。元子は喜び、安島ともと来た道を帰りだした。安島から、先程の女性は息子さんの嫁だ聞かされた。

その帰り道、元子は安島とそのままホテルへといき、一線を越えたのだった。

元子は入手した裏口入学のリストに掲載されている、父兄たちの取引銀行を興信所を使って調査させた。莫大な寄付金を払っている医者は、脱税の疑惑が極めて高い。このことも橋田をゆする武器にしようとしていた。

その後、すみ江から「梅村」は橋田の所有権になり登記の書き換えも済んだと連絡があった。まだ店の売掛金の回収があるため女将が商売を続けているが頃合いを見て、橋田は転売する気だろうと元子は考えた。

翌日、元子は登記所に行き「梅村」が確かに橋田の名義になっていることを確認した。

その帰り道、タクシーで橋田とすみ江が仲よさげに一緒に車に乗っているのを見かけた。すみ江もお金のためとはいえど、その気になっているようにも見えた。

ふと安島の顔が浮かび、元子は安島への思いが募っていた。

2日後、元子が店へ出勤していると銀座のクラブを飲み歩いている情報通の獣医・牧野から声をかけられ、波子は楢原と別れ、現在は原宿に「サンホセ」というクラブを持っている知らされた。

どうやら新しいパトロンは総会屋という裏社会の組織であり新聞などでもよくニュースになっている。大物や企業からも莫大な金を集めているという。波子の男は総会屋の高橋勝雄とと言い、原宿に「信栄ビル」というビルを持ち金回りは非常にいいという。

さらに牧野から銀座でも一流のクラブ「ルダン」のオーナーの長谷川庄治(伊東四朗)という男がクラブを手放したいという情報を知らされる。

銀座一等地に40坪の営業面積。ホステス約35人に他従業員20人と派手で大きなクラブ。客筋は一流企業の社長ばかり。売却額はおそらく2億円になるという。

オーナーの長谷川は都内にマンションをいくつも建て成功させており、更なるマンション事業拡大のためにルダンを売り払い水商売とは縁を切りたいと考えているとことだった。2億円くらいならなんとかなるかもしれない。元子は次なる野望に胸が躍っていた。

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黒革の手帖ネタバレあらすじ結末を原作から【第3の黒革の手帖~悪女~】

翌日、すみ江から連絡が入った。

橋田とお金目当てに関係を持ったすみ江は、次第にお金は本当に手に入るのかと不安になってきたという。元子は橋田をゆする第3の黒革の手帖の準備も整ったため、橋田に会いに行くことにした。

会う前に元子は先日、すみ江と橋田が仲よさげにタクシーに乗っているのがふと気になり未練はないかと問いかけると、すみ江は「ない」ときっぱり言った。

そして、元子は橋田の元へと第3の黒革の手帖を持ち向かった。すみ江との愛人関係にあることを持出した。すみ江は本気のようだと伝えるが、橋田は自分にはそのつもりはないときっぱりと否定。

面倒を見るつもりがないのであればと手切れ金1500万円を要求。

さらに、入手した裏口名簿のリストと興信所に調査させた報告書をつきつけ、橋田名義になっている「梅村」の所有権をただ同然に元子に譲るという念書も書かせ1ヶ月後に渡さされることになった。

「梅村」は地所1億6780万円となるであろう。

現在の元子の持ち金は5000万円。カルネを売れば安くとも2000万円で売れるはず。さらにすみ江に渡すといった手切れ金1500万円からうち1000万円が元子の取り分になる。ざっと計算しても約2億3000万もの大金が手に入る予定だ。

なにもかもが元子の思惑通りに進んでいた。

黒革の手帖ネタバレあらすじ結末を原作から【第3の黒革の手帖~長谷川との交渉~】

後日、獣医の牧野のつてを使い、クラブ「ルダン」のオーナー長谷川と会うこととなった。「ルダン」を売ることを公にはしていない長谷川は慎重だった。

元子はルダンを居抜きではなく、長谷川商事株式会社の全株を譲ってもらうつまり「まるごと買う」ことで交渉する。従業員をそのまま引き継ぎ長谷川に経営の相談に乗ってもらうということで話しを始めた。

1週間後。

長谷川に呼ばれ税理士も同席し交渉が勧められた。長谷川が提示した金額は2億6000万。しかし、元子は帳簿やホステスたちの情報リストをひとつずつ交渉し、6500万円値切り、最終的に1億9470万円で交渉が成立した。その交渉術に長谷川は元子に舌を捲いた。

商談後、元子は1ヶ月半後にキャッシュで支払うことで長谷川のものを去ろうとした。

しかし、長谷川からは手付金として4000万円を請求される。さらに、元子側の理由で交渉が破断となった場合は手付金に加えてさらに4000万円上乗せされ返金はしないという条件が出された。

手付金としては多すぎる金額だと思ったが、元子はこれを承諾し長谷川の事務所を後にした。

ルダンの購入が決まり、元子はカルネの売却のため不動産業者を訪れ手配を進めた。

2日後、長谷川から突然連絡が入り元子は会いに行った。

すると財界人の愛人になっている元ホステスが、ルダンが売却の話しがあることを聞きつけ、購入したいと申し出ているという。さらに先方は長谷川が最初に提示した2億6000万で購入をすると言っているという。

しかし長谷川は元子と最初に契約をしたため、元子と交わした条件通り売りたいと考えている。そのため元子が必ず買うのかというのを確認してきたのだった。

手付金もまだ支払われていなく不安な様子の長谷川に元子はすぐに手付金4000万円を用意することにした。

手付金4000万円を支払うとなると、元子は橋田にもう一度連絡した。念書通りに橋田が実行することは確実であるが、念のためだ。

さらに「梅村」を譲った後の売り先も考えて置かなければいけない。すぐに売らなければ「ルダン」を購入できない。

長谷川からルダンを購入する契約期限は40日。さらに橋田から「梅村」をもらうまであと7日。その後土地を売却し、カルネの売却もしなければいけない。

元子は、その足で銀行へ向かい現在手元にある5000万円からうち4000万円を引き出し、長谷川への手付金を支払った。

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黒革の手帖ネタバレあらすじ結末を原作から【第3の黒革の手~まさかの裏切り~】

しかし、その後何度も、橋田に連絡を取るもののなかなか繋がらず元子は苛立っていた。

まさか逃げているのか…と不安になったが、元子が握る橋田の弱みを暴露すると言っている。そんなことになれば、橋田が経営する医科大学ゼミナールも莫大な損失を受ける。

「梅村」を元子に譲り、済む話しであれば、橋田は必ず念書通りに梅村を元子に譲るだろうと確信していた。

とはいっても長谷川へのルダン購入の残金約1億5000万円の支払い期限も近づいてきているため焦っていた。もし契約までに支払えなければ、手付金の4000万円に加え、破断金4000万円が上乗せされ計8000万円が消えてしまう。元子は気が気ではなかった。

さらに最近はすみ江からの連絡もぱったりと途切れているのも気になった。

すみ江がまだ働いている「梅村」に連絡しようかと思ったが、周りの目もあるためなるべく連絡はすみ江からするという約束を思い出し、明日まで待つことにした。

すると、ようやく橋田から連絡が入り、翌日に会うこととなった。

翌日、橋田の指定した場所へ向かい食事を取った。しかしなかなか橋田は本題を切り出さない。やきもきした元子は、すみ江への手切れ金と「梅村」の権利を譲る話を切り出した。

すると橋田は驚くべきことを口にする。

「梅村」の建物の土地の所有権は梅村キミになっているという。元子は確かに登記簿を確認した時、橋田の名前になっていた。コピーも取ってある。

しかし橋田から、土地の登記には当事者の錯誤による抹消というものがあり、土地の移転登記は両者間による勘違いだった、だからこれを元に戻したいと申請ができて実行したと聞かされた。

つまり、一度は梅村から橋田が所有物になったものの、錯誤だったと梅村に戻し手続きが完了したのだという。

元子は信じられなかった。すぐにホテルを飛び出し、元子は登記簿を確認しに行った。そこには確かに、申請が行われ橋田から梅村に戻された記述があった。

1億6000万円が消えたのだった…。

黒革の手帖ネタバレあらすじ結末を原作から【第3の黒革の手帖~仕掛けられた壮大な罠~】

錯誤による登録抹消をするためには梅村キミにも協力してもらわなければいけない。梅村キミは店を橋田に売り渡した時から橋田と共謀していたのか。しかし梅村キミは何のために…。

ふと、元子はタクシーの中で橋田とすみ江が仲よさげにしている姿を思い出した。もしかしてすみ江が。

橋田は元々「梅村」の常連であった、実はその時から二人は愛人関係になっていたのではないか。そもそも、すみ江がカルネに突然訪れ雇ってほしいというところから、始まっていたのではないか。

首謀者は橋田であり、すみ江と共謀だったのだ。元子は吐き気がして思わずタクシーをおりた。

「梅村」が手に入らなくなったことで、「ルダン」を買う資金もなくなった。さらに長谷川には手付金4000万を支払っている。元子の手元には1000万しかない。カルネが売れたとしても、ルダンを買うだけのお金は残っていなかった。

さらに長谷川から元子側の理由で契約破棄となった場合は、さらに4000万を支払うことで契約している。つまり8000万円長谷川へと渡ってしまうのだ。

元子は立ちくらみがし、気分が悪くなった。

こうなったら橋田がやってきたことを告発するしかない。江口虎雄にもらったリストのコピーを暴露しよう。しかし、橋田には念書通り計画が実行されないと、裏口リストを暴露するとは伝えてある。

暴露されれば大変なことにもなるにも関わらず、橋田はなぜ反撃してきたのだろうか。もしかしたら、江口が書いたこのメモは不確かなものだったのかもしれない。

校長とはいっても、お飾りで実務や経理の部分にはノータッチだっただろうから。橋田は元子にメモを突きつけられた時は動揺したが、冷静に考えると江口のメモは確かなものではないと思ったのだろう。

元子は江口虎雄に確認するために江口の家へと向かった。

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江口の家へ向かう途中、安島との情事を思い出した。あれから安島からはしばらく連絡がない。

江口の家に到着し、ブザーを鳴らす。また息子のお嫁さんが出てくるのだろうと考えていた。しかし元子の前に現れたのは一人の老人で、江口虎雄本人だった。

元子は、安島と訪れたときのことを話し、メモをもらったことを話した。しかし、驚くべきことにメモなど持っておらず安島に渡したものなどないと言う。

元子は動揺し、安島と訪れた時、息子のお嫁さんが対応してくれたと事細かに話す。しかし、なんと息子は中学生の時に亡くなり、嫁などいないと言った。江口は「嫁」らしき女性の特徴を聞くと、安島が付き合っている女性だろうと言い、部屋の扉をしめた。

元子は言葉を失った。

あの日、江口虎雄の家から出てきた「嫁」は安島の女だった。おそらく橋田と安島は最初からグルだったのだろう。仲が悪いふりをし、さらにすみ江もグルだったのだろう。

しかし、彼らはなぜこんな計画を元子に仕掛けたのか。元子は橋田、安島から恨まれる覚えはない。

自宅に戻ったものの、元子はいまだ吐き気が収まらずにいた。ふと、生理が2ヶ月きていないことに気づいた。もしかして…安田と関係を持ったのも2ヶ月前。しかし生理不順であったことからも、妊娠はしていないと自分を説得した。

その後、元子は客の弁護士に連絡し、ルダンを買うつもりだったものの、買うことができなくなったこと、契約破棄の上乗せ4000万円を支払う契約はしたが、持ち金がなく払うことはできない、法律的にも支払う義務があるのかを相談した。

すると弁護士は、契約書を確認し、手付金4000万円は大きすぎであり、契約破棄のの4000万も法外であると指摘。元々の手付金を2000万円だったことにしてもらい、契約破棄も2000万ということで、既に支払っている4000万円で示談に持ちかけてみてはどうかと言われた。

しかし、それでは長谷川も納得せずに、起訴を起こすであろう。しかし、その起訴には2年くらいかかる。その間は4000万円を払う義務もない。

さらに、元子は不動産などは所有していないため起訴され差し押さえられるのは、店の権利金だけ。しかしそれを差し押さえれたとしても商売は続けることができるという。

元子は長谷川の元へと向かった。

その途中、ルダンの売却の話を聞いた獣医師・牧野にたまたま遭遇し、他に買いたいというホステスが現れ煽られたと話すと、獣医師はそんな人がいるとは聞いたことなく、おそらく長谷川の作戦でしょうと言われた。

そして長谷川の元へと到着し、ルダンが買えなくなったこと、さらに弁護士に言われた通り手付金のことについても交渉をした。

当然ながら長谷川は納得せず声を荒げた。しかし元子も譲らない。

すると長谷川は契約不履行による起訴を起こしカルネを差し押さえると言われた。しかし弁護士からは起訴は2年くらいかかり、差し押さえるのは店の権利金であり、営業はできると言われている。

元子はカルネだけは絶対に失わないと強く思い、法的処置に出ても構わないと言い残しその場を去った。

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黒革の手帖ネタバレあらすじ結末を原作から【第3の黒革の手帖~悪女への制裁~】

その後1ヶ月たっても何もなかった。

長谷川と契約したルダンの売買期限は過ぎ手付金4000万円は長谷川にただで渡ってしまった。今となっては、元子にルダンが売りにでていると言ってきた牧野すら怪しいと感じていた。

しかし橋田と安島がなぜ元子をこのような罠にしかけたのか未だにわからなかった。彼らに恨まれるようなことはしていない…。もしかしてもっと大きな黒幕が潜んでいるのではないか。

その後、東京地方裁判所からカルネ差し押さえの通知状が届いた。すぐさま弁護士に確認すると、元子が家賃を払って営業している以上は手出しできないとアドバイスを受ける。

その言葉を聞き、元子がカルネへと行くと、カルネのホステスや従業員がビルの外にいた。慌てて元子が駆け寄るとカルネを買い取ったという男たちが現れ追い出されたという。

元子が店に入ると、裏社会と思われる男たちが座っていた。

その男たちの所長が、長谷川からこの店を買い取ったと言う。その事務所の所長というのは、総会屋の高橋勝雄だった。

そして、この店はクラブサンホセの支店になるという。クラブサンホセは波子の持つ店だ。

しかし、元子は断じと応じない姿勢を見せた。

すると男は高橋の元へ行き直接話そうと言ってくる。事務所に行く前に元子は弁護士に相談を持ちかけた。しかし、弁護士は裏社会の人間が相手だとわかると、断ってきたのだった。

元子は男たちに連れられて、総会屋の事務所がある東栄ビルに行った。ビル内にある波子のクラブ・サンホセの看板が見えた。

波子から「銀座で商売できないようにしてやる」と言われた時のことを思い出していた。

エレベーターで事務所まで上がり、高橋勝雄が出てきた。

高橋は静かに話をすすめ、300万で手を打とうと持ちかけてきた。しかし元子はきっぱりと断り、権利金を差し押さえられても店は続けると言った。

しかし、高橋は今日店に行った若い連中がこれから毎晩押しかければ、今まで来ていた普通の客も来なくなり店は潰してしまうと言う。そうなったら、商売もできずに借金が残る。その前に300万円で手を打った方がいいじゃないかと言ってきたのだった。

それでも元子は断固として譲らない。

すると、事務所の電話が鳴った。

手下の男が高橋に要件を伝える。それは安島と橋田が「梅村」にて待っているというものだった。さらにすみ江からも店に早く来るようにと催促の連絡が入った。

その電話を聞き、元子が抱いていた疑問が明らかになった。安島と橋田、そしてすみ江までも総会屋とグルだったのだ。高橋は、会食があると出ていった。

すると一人の男が、元子に書かせる念書の文言ができたと現れ、座っている元子の前に1枚の紙を差し出した。

それは「カルネは高橋に長谷川から完全に譲渡されたことを認め、カルネとは今後一切関係ないことを誓う」というものだった。

元子はこんな念書絶対に書けない!と叫び、男の顔を見上げた。

すると、その男は東林銀行千葉支店の次長・村井亨だった。

元子は声がでなかった。

村井はあの後、左遷され地方の支店へと飛ばされ出世の道を絶たれ銀行を退職した。東京に戻り、高橋に拾われたという。

「ぼくの人生を狂わせたのはきみだ」

中村は高橋に頼み、橋田や安島そしてすみ江も使って、元子を陥れるように仕向けたのだった。

すると、そこに波子が現れた。波子は早く念書を書いてと言い始める。さらに、波子はルダンも買うことになったと言う。

ルダンが手に入るため、カルネなんてどうでもいいけど、前に元子に銀座で商売できないようにしてやるって言ったから実現してみたかったのと勝ち誇ったように言った。

元子は怒りに震え、波子につっかかった。しかし、転倒し意識を失った。

ぼんやりと意識を取り戻した時には、救急車の中だった。腹部が痛み、刺されたのだと思った。

しかし、刺されてはおらずそばにいた救急隊員から「流産された」と言われた。元子は妊娠していたのだった。やはり安島の子を身ごもっていたのだった。相当な出血があるようで、急いで病院へと運ばれる。

すぐに受け入れられる産婦人科がなかったもののようやく見つかり、今そちらに向かっていると言われる。

出血がひどく再び元子は意識を失った。病院に到着し、手術室へと運ばれていく。

ぼんやりと意識を取り戻した元子は、手術台の上から顔を覗く医師と看護士の顔を見た。

それは楢原院長と、中岡市子だったのだ。

「私はこの二人に殺される!!」

(おわり)

黒革の手帖ネタバレあらすじ原作の感想

壮大に仕掛けられた罠に読んでいる側もまんまと引っかかり、最後に元子に訪れる悲劇に圧倒されました。

医師の脱税、裏口入学、闇社会との関係、水商売での男と女の欲望…その欲望のまま大金を追い求め、辿り着いたのは闇社会。そして裏切りと復讐に…かなりドロドロした題材ではあるのですが、読み応えがあり非常にスリリングで面白かったです。

そしてラスト、元子が流産し、運ばれたのはあの楢原産婦人科で、目の前に現れたのは楢原院長と中岡市子…。

大量の出血をしており命の危機にもある元子はその後どうなったのか…考えただけでもぞっとしますが、助からなかったのではないかなと思います。。

今回のドラマ版では原作小説とは違った展開になるようで、元子の運命はどうなっていくのでしょうか。

ドラマも楽しみではありますが、原作もかなり面白いのでまだ読んだことない方はぜひ原作も合わせて楽しむのをおすすめします!

恐るべし!松本清張。
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