So-net無料ブログ作成
検索選択

ソースさんの恋ネタバレあらすじ結末まで!ソースさんの壮絶な過去,ラストに感激! [ドラマ]

このページは新しいサイトに移転しました。新しいサイトへ自動的にジャンプします。


NHKBSプレミアムで6月からスタートする新ドラマ「ソースさんの恋」

女優・ミムラさんと俳優・千葉雄大さん主演のラブ&サスペンスミステリードラマ。原作は、本田晴己先生の「君とソースと僕の恋」です。

毎日決まった時間、同じコンビニにソースだけを買いに来る謎の美女。コンビニでアルバイトする青年はいつしか彼女のことを「ソースさん」と呼び恋をしていた。

そんな二人がある事件をきっかけに急接近し恋人同士に。

しかし、ソースさんには見た目からは想像もつかないような壮絶な過去が隠されておりやがて二人の運命が大きく変わっていく…

という単なるラブストーリーではなく、ミステリー&サスペンス要素も加わったストーリーになっています。

今回は、原作小説「君とソースと僕の恋」を呼んだのでネタバレあらすじを結末までと感想についてまとめました。

ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。

スポンサーリンク



ソースさんの恋ネタバレあらすじ結末まで!ソースさんとの出会い,ミカが抱える病気



大学で油絵を専攻する宇野正直(うのなおや)がアルバイトするコンビニに毎日夜8時に来る女性がいる。

彼女は、とても美しくミステリアスな雰囲気で、決まった時間にコンビニに現れ、迷うことなくソースだけを1本買っていくのだ。

いつしか正直は彼女に恋心を抱くようになり「ソースさん」と呼ぶようになる。

ある日、正直はバイト帰りに夜道で男に襲われそうになったソースさんを助け自宅に送り届ける。自宅に招かれ半年間ソースさんに恋心を抱いていた正直は気持ちが抑えられなくなり、突然告白をする。

そんな正直のまっすぐで純粋な思いに心動かされ、ソースさんことミカと付き合うことになった。

翌日、正直がいつものコンビニでバイトしていると夜8時ごろミカがソースを買いに来た。

恋人になったばかりで恥ずかしく、レジに来たミカの顔がまともに見れない正直は戸惑っていると、ミカのほうから「これ、早く買いたいんですけど」と話しかけてきた。

ふとミカの顔をのぞくと、無表情で正直のことをまるで知らない人のような目で見ており、ソースを買うとコンビニをそそくさと帰って行った。

昨日のことは夢だったのか…正直は不安になりバイトの後、ミカの家に行った。すると温かく迎えてくれ、先ほどのコンビニの時との態度とは全然違う。

ほっとした正直はミカを抱きしめ、今日、コンビニに来たミカが自分のことを知らない人のような目で見ていたため、ミカと付き合えることになったのは夢だったのかと思って心配したと話した。

するとミカは「今日コンビニなんて行っていないよ」と真剣な表情で言い、コンビニでバイトしていたの?と不思議がり、正直は驚いた。

正直は4月からミカの家の近くのコンビニで働いていて、毎日夜8時ごろにミカが来るのをずっと見てきたと話す。

しかし、ミカは正直が働いているコンビニには行ったことがないといたって真面目に言い下を向いてしまった。正直も何て言葉をかけていいのかわからなくなってしまった。

するとミカは「私またやっちゃったんだね…」とポツリと言った。

実はミカは5年ほど前に事故に合い、その時に頭を強く打ったことが原因で、自分の意思とは関係なく無意識に身体が動くことがあり、その間の記憶がないという。

夜になると症状が出て、全く知らない人と全く知らない場所にいたことも何度もあったという。最近はそういったことも少なくなっていたと思っていたのに…とショックを受けていた。

現在も通院をしており、完治できるように頑張っているが、ごめんねと謝るミカ。しかし正直の気持ちは変わらず、これからも一緒にいたいと告げた。

スポンサーリンク



ミカの異変,主治医との出会い


ミカの病気の話を聞いた後、正直は今まで夜の時間帯に入っていたバイトのシフトを早朝から学校が始まる時間に変更し、無意識的な行動をとってしまう夜を怖がるミカと一緒にいることにした。

学校が終ったらミカを駅まで迎えに行き、途中夕食の買い物をしてミカの家に帰り、ご飯を一緒に食べ、終電間際まで一緒にいる。

平日はそんな風にして過ごし、土曜日は朝から夕方までコンビニで働いて、日曜日はミカが他に出かける用事がなければ、一緒に過ごし穏やかで幸せな日々を過ごしていた。

季節は流れ11月になり、会社帰りのミカを駅まで迎えに行き、いつものように夕食の買い物のためスーパーに向かっていた。

ふと隣を見ると、ミカの姿はなく、あたりを見渡すと、後ろの方で立ち尽くしアスファルトをじっと見つめていた。

慌ててミカの元に行き、ミカが見ている方向に目をやるとアスファルトの上に小さくて茶色の塊が落ちており、「あれ何?」と無表情で指をさす。

正直がおそるおそる近づくと、茶色い毛の塊になってしまったスズメだった。鞄からタオルを取り出し、スズメをくるんで拾おうとするとミカは地面崩れおち、大粒の涙を流し始めた。

「しーちゃ…」

何かを言いかけた後、気分悪いから先に帰ると言い正直も付き添ってミカの自宅に向かった。

===
正直は、大学の教授から次の春のコンクールに作品を出してみないかと言われ、少し前なら飛び跳ねて喜んでいたはずだが少しとまどっていた。

作品を出せたとしても今の自分の実力では結果が見えているし、ひどい評価を受けて落ち込むくらいならやめたほうがいいのではないかと思っていた。

そして、もし作品作りに没頭してしまったらミカと合える時間も減ってしまう。何よりもミカといる時間を大切にしたかった。

そのことをミカに素直に話すと、ミカは怒り出し、一生会えなくなるわけじゃないから頑張りなさいと応援してくれ正直はコンクールを挑戦することにした。

するとミカは、正直が作品作りで忙しくなる前に、自分の主治医と会って欲しいと言い合いに行くことになった。

ミカが通院しているという「羽鳥総合病院」を訪ね主治医を紹介された。

羽鳥総合病院はミカの実家の隣であり、主治医はミカより4歳年上で幼馴染の羽鳥正二。正二は身長が高く頭のよさそうな整った顔立ちをしていた。

ミカが正直と付き合い始めたことを聞き、主治医の方から一度正直に会いたいとミカに頼んだという。

ミカの後遺症は完治することがなく、これからも抱えていかなければいけない。しかし、今のミカはとても落ち着いていて、正直が支えてくれているおかげだ。これからもミカのために今の関係を続けて欲しいと正直にお願いした。

その後、ミカは診察のため病院に残り正直は一人帰宅し翌日からはコンクールに出す作品作りに没頭する日々が始まった。

作品作りとバイトでミカの家に行くことがなくなったが、電話だけは夜に毎日かけるようにしていた。

日曜日、なかなかコンクールに出す作品が上手く描けずに大学に来ていた。教授に指導してもらった方法を思い出しながら何度も色を重ねて描いてみるが、自分の思うものとは違うものができていく。

ため息をついていたところ、ミカが正直のいる大学の実習室を突然訪ねてきた。

二人は大学の中庭に出て、ベンチに座り二人で缶コーヒーを飲みながら、正直の絵を見たミカはやっぱり絵が上手いんだねと言うが、正直は自身がなく全然ダメ、自分の絵じゃないという。

正直は教授や周りにコンクールで賞を取れるような作品をと言われ、あれは自分の作品じゃないと思わず声を荒げて言ってしまった。

するとミカは、その絵を持ってきてと言い、言われるがままに絵を持ってきた正直。

この絵嫌い?と聞かれ正直は嫌いと答えると、ミカは持っていたミルクティーを絵にぶっかけ「これでよし」とにっこりと正直のほうを向いた。

唖然とする正直はミカに缶コーヒーを渡され、正直も自分の絵にコーヒーをぶっかけ、教授が見たら卒倒しそうな作品に仕上がった。

正直はどこかすっきりし、もう一度いちから今度は自分が納得がいく作品を創るとミカにお礼を言った。
スポンサーリンク



ミカの異変,知られざる過去が明らかになっていく


翌日から、正直はバイトも休み寝る時間も削り、自分の生活全てを作品作りに捧げた。

そんな日々を過ごして1週間位した頃、バイト仲間のヤスからミカが羽鳥総合病院に運ばれたと連絡を受けた。

正直はすぐさまタクシーに乗り病院に向かい、ミカの主治医である羽鳥から彼女は無事だが、今は眠っているから会わせることができないと言われた。

ヤスの話しによると、ミカはこの1ヶ月の間毎日コンビニにソースを買いに来ていた。しかし、今日はソースが売切れであり、品切れであることをミカに伝えるとヤスに掴みかかってきたという。

他の客に取り押さえられるとミカは気を失い救急車を呼び、羽鳥病院に運ばれていた。

羽鳥医師はミカのことをお願いしていたのに、やはり君では彼女を救えない、救えるのはやはり自分だけだと言った。

そして、ミカのことが本当に好きなら別れなさいと言われ正直は何も言えずその場に立ち尽くすだけだった。

ミカの壮絶な過去…「ソース」を買いに来る理由が明らかに


病院から帰り、正直は何かに取り付かれたかのように、一心不乱に描き、徹夜で絵を描き自分が書きたいものを描いた。

ミカのいる病院に向かったが、面会を拒否され羽鳥医師に言われたように自分にはミカを救うことができない、彼女といる資格なんてないと感じていた。

ミカが病院に運ばれてから、彼女から連絡もなく自分から連絡することもなく時が過ぎていった。

ある日の学校帰り、羽鳥医師に声をかけられミカのことで話しておきたいことがあると夕食に誘われしぶしぶ付いていった。

ご飯をご馳走になり、羽鳥医師はミカを君に救って欲しいと言い出した。

この前といっていることが矛盾していると怒りを隠せない正直に羽鳥は冷静に話しはじめた。

羽鳥が中学生の時、実家の隣にはミカのおばあさんが一人で住んでいたが、ある日両親を事故でなくしたミカが引っ越してきた。

当時小学生だったミカは最初暗い顔をしていたものの、優しいおばあさんの元で生活にもなれ、やがて明るさを取り戻していった。

隣に住む羽鳥家とも仲良くし次第に、ミカは7歳年上の羽鳥の兄・正一を好きになり、羽鳥医師はよく相談されていた。

やがて二人は交際を始め、ミカが大学を卒業したら結婚する予定だった。

しかし、二人が一緒に暮らし始めてから数ヶ月後不幸が訪れる。

朝食時、兄が子供のころから食べ物にはなんでもつけていたある調味料がきれており、寒い中、その調味料を買いにコンビニに出かけていった。

それは「ソース」だった。

家から5分ほどのコンビニに買いにいったものの兄はなかなか帰ってこない。

ミカは心配になり外にでてコンビニの方に向かっていくと、パトカーと救急車や人だかりができており、いやな予感がし近づいてみると、兄が救急隊員に運ばれていた。

兄はコンビニで買い物をした帰り、居眠り運転の車が突っ込んできて即死し、それからのミカはショックのあまり食べることも寝ることも喋ることもしなくなり衰弱していった。

葬式後、ミカは羽鳥病院に入院し点滴で栄養を取り、睡眠薬で眠り、死んだように寝ているだけだった。

そんな状態が続くとミカにも死が訪れてしまう。

そう思った精神科の権威である院長の父は、ミカに生きてきた歴史をもう一度作り直す。マインドコントロールとも取れる一種の暗示をかける治療法を試し、ミカの記憶から兄の存在を消そうとした。

羽鳥医師は父の助手として治療に参加し、2年にわたる治療を終えミカは日常生活を遅れるようになり仕事もできるようになった。

そして、その後コンビニでソースを買いに通うようになり、そのさらに半年後には正直とつき合い始めた。

正直と付き合っていることを知ったとき、ミカが誰かと恋愛できるくらい回復していることに驚きつつも、ミカは正直と一緒にいるとほっとする、兄のことは忘れて正直との未来を望み始めていると感じたという。

このまま正直がいれば心の傷も癒え幸せになれるだろうと羽鳥医師は言った。

スポンサーリンク



羽鳥医師の驚くべき裏の顔 嫉妬とミカへの歪んだ愛


その話しを聞き正直はコンクールに出す絵も無事に完成させ、ミカに連絡した。

そして2日後のクリスマスイブに自宅に行く約束をした。

イブの当日昼間バイトを追えると、バイト仲間のヤスが話しかけてきてミカに振られたんだろうと言い、別れてないと正直は答える。

しかし、ヤスはミカが店で暴れて運ばれた次の日、他の男と一緒に手をつないで、仲よさそう毎日ソースを買いに来るようになったという。

正直は驚いたが、ミカがどんなにひどいことをしようが壊れていようが受け入れる覚悟をしていた。

久々に訪れたミカのマンションの部屋の前につきインターホンのボタンを押しすと、ドアが開き、正直はミカに「メリークリスマス」と言い抱きついた。

しかし、その途端ミカに思い切り突き飛ばされ「あなた誰?」と怯えた目で正直を見た後「しーちゃん、しーちゃん」といいながら部屋の奥へと消えていく。

すると、奥から男が出てきて「警察呼びますよ」と言ってきた。

その男は羽鳥医師だった。

翌日。夢であってほしいそう思いながら布団から起き上がった。そして意を決して、羽鳥病院に向かい、しばらく待たされ羽鳥医師がやってきた。

必死に怒りの感情を抑えていたが、気がつくと現れた羽鳥を殴っていた。しかし、羽鳥は抵抗せず、どれだけやられても構わないといい、にやっと笑った。

本当のことを知りたいと話す正直に羽鳥は話し始めた。

最初に自分からミカを奪ったのは兄であること、ミカを最初に好きになったのに兄に奪われた。

ミカに初めて、兄のことが好きだと相談されたが、自分の方が顔も頭も女性にもモテて、兄より優れているのに、ミカは自分ではなく兄を好きになった。

自分のことは正二君というのに、兄のことはしーちゃんと呼ぶ。ミカは一途に兄のことを思い続けやがて二人は付き合い始めた。

それをきっかけに兄への嫉妬を膨らませ、ミカへのかなわぬ思いに狂いそうになり、耐え切れず実家を離れ二人の姿を見ないようにした。

しかしミカの祖母が亡くなり、葬儀に参列した時兄からミカと結婚することを聞かされ、ミカに再び会うと溢れていた気持ちが抑えきれなくなった。

兄さえいなければ、兄のせいで自分はこんなに苦しい思いをし、兄がいなければ、ミカは自分のものだったのに。

そんな思いが溢れ、葬式が終った深夜ミカの自宅に忍び込み寝ているミカに近づきミカを抱きしめたが拒絶された。

すると、そこに兄が訪れ羽鳥を思いっきり殴り、ミカに近づくなとものすごい剣幕で怒り出し、そんな兄の姿は今まで見たことがなかった。

しかし、その日から半年もせず、兄は事故死した。羽鳥は天罰が下ったんだと感じた。

兄の死後、ミカは父の病院に入院し、羽鳥は決まっていた大学病院の誘いを断り、ミカの入院する父の病院で研修医として働くことにした。

父の助手を兼ねてミカの担当医師となり、ミカは自分によって生かされ自分だけのものだと感じたという。

そう話す羽鳥に正直は「狂ってる」と言い放つ。

しかし、羽鳥は悪びれる様子もなく、「君は兄と同じく彼女を傷つけた、だからミカの記憶から消したよ」と言った。

正直はミカの記憶に自分がいないことがショックで何も言い返せなかった。

すると羽鳥はポケットから古い型の携帯を取り出し、これを使えば兄に変身できると言い出した。

父の治療が始まり、羽鳥は兄が使っていた携帯から兄になりすましミカに連絡し、忘れないでくれとミカに電話した。

ミカは混乱し、順調だった治療は滞り始めた。

父にもバレないよう、時折兄を装って電話をし、忘れないように記憶をつなぎとめたという。

兄を忘れさせないことで生きている男に恋をすることはない、自分に恋をしないのであればせめて他の男を好きにならないように操作していたという。

そして、ミカがソースを買いに来ていたのは、ミカにかすかに残る兄の記憶からであり、ミカは兄が亡くなった時間に兄のためにソースを買いにでかけていたのだ。

しかし、このまま何もかも上手くいくと思われていたのに、突然正直が現れあっさりとミカを奪っていった。

そのため、正直が傷つくようにミカと別れさせる計画を実行し、ミカの中から正直の記憶を全て消したのだった。

正直は何も言えず、羽鳥はそこまで言うと部屋を出て行った。

スポンサーリンク



正直とミカとの突然の別れ


病院を出た正直は、先ほど手に入れた古い携帯を取り出しミカ電話した。

「しーちゃん?もう仕事終わったの?」

明るい声で電話に出るミカ。

自分は宇野正直であり、羽鳥正一ではない。彼は事故にあって亡くなっており、そのことを忘れさせられているとミカに何もかも伝えた。

そして、正直は今から家に行きますといって電話を切ってミカの自宅に向かった。

ミカの自宅に到着し、携帯から電話し通話状態になったものの声が聞こえてこず、地面に落ちる雨粒のような音が聞こえてくる。

玄関のドアが開いており、いやな予感がした正直はお風呂場に向かった。

しかしお風呂場には誰もおらず、真っ暗な奥の部屋に近づく。すると奥の部屋に近づくにつれとても強く強烈なにおいがした。

正直が部屋を空けると真っ暗なリビングから「誰?」とミカの声が聞こえた。

ミカが無事でありほっとした正直は電気をつけようとすると「ダメ!」というミカの声聞こえ、何かが足に当たり、拾い上げた。

それはミカが毎日コンビニで買っていく「ソース」だった。

目が慣れてきたのか足元を良く見ると、数えきれないくらいのソースのボトルが転がり、ミカはボトルを下に向けて、次から次にソースを床に流していた。

正直は驚きミカの行為を必死に止めるが、ミカは正直の手を振り払い、何度やめさせようとしてもミカは立ち上がり、またソースを床に流し続ける。

正直は大きな声で「やめろ」とミカの両手を押さえ、羽鳥正一は死んだんです、僕を見ろよ!とミカの顔を見た。

ソースにまみれたミカは、今までで一番美しかった。

次の瞬間

「正直君…」

ミカが声を発し「ごめんなさい」と言った。

そして、泣きながらクリスマスの約束果たせなくてごめんね、これからは私ちゃんと生きていくから、それまで待っててくれる?と聞いてきた。

正直は「はい」と小さく答えたのだった。

正直はいつの間にかその場に眠ってしまっていた。ミカと連絡が取れなくなり心配した羽鳥医師やってきてミカはどこに行ったと問いただされる。

ソースにまみれた床はぴかぴかにされており、昨晩の景色は跡形もなくなっていた。ミカはマンションから姿を消しており、何度連絡しても電話にでない。

ミカは昨晩、ちゃんと生きていくから、待っていて欲しいと約束した。

ミカの言葉を信じつつも正直は、自分も羽鳥医師と同じだと感じていた、彼女を救えたのは羽鳥の兄・正一だけだったと。

ミカのマンションを後にし、正直は自宅に戻ると教授から電話があり、コンクールの期限が近づいてきているから完成させろと怒鳴られる。

絵のキャンバスの中には明るい色が溢れ、穏やかな光が差す庭とその中にひとつの人影が描かれている。この絵は正直が作り上げたミカそのものだった。

しかし、正直はその絵に色をデタラメに重ね真っ黒にしてしまった。

もうミカに合えない寂しさと二人の関係が終った悲しさからいつまでもいつまでも泣き続けた。

スポンサーリンク



二人を待ち受ける感動のラスト


月日は流れ、正直は27歳となった。

大学の准教授として勤務しながら、印象派の若い天才として雑誌にも取材されるようになった。ミカに会わなくなってから8年の歳月が流れた。

8年前、正直は自分で壊したあの作品がコンクールで最優秀賞を取り、最年少での受賞は大学始まって以来の快挙ともあり大学の玄関にずっと飾られている。

こんな駄作が高く評価されるなんて正直は今でも理解できなかった。

ミカと別れてから、自分を責め続け、ミカを忘れるために違う女の子とも付き合った。

しかし、彼女のことを忘れることはできず、ありのままの自分を受け入れるようになり、何かに心を動かされることもなくただぼんやりと日々が流れていく。

どんな彼女であろうと構わない、ミカに会いたい、そんな気持ちは続いていた。

月日は流れ彼女が消えた12月がやってきた。

今年初めての正直の個展が開かれ、かつて一緒にアルバイトしたヤスも駆けつけてくれ、久々に喫茶店で近況報告をした。

ヤスと別れ、画廊に戻ると個展を手伝ってくれている学生から問題が起きたと言われた。

非売品の作品を買いたいといっている人がおり、非売品だから売れないと説明しても、作者の方と直接話しをしたいと譲らず、正直が戻ってくるまで待つと一向に譲らないという。

正直は、その人物がいる方へと近づいていった。

すると、見覚えのある姿が見え、心臓が高鳴る。それは会いたくて会いたく仕方なかった人。

近づいてきた正直に気づき振り向いた彼女。

「これいくらですか、欲しいんですけど」

「159円になります」

それは、正直が昔毎日彼女に返していた言葉だった。

彼女は財布から硬貨を取り出し、正直におつりはいいですと渡した。

正直はありがとうございましたと言った後、彼女の身体を引き寄せ思いっきり抱きしめ、彼女も正直をぎゅっと強く抱きしめ返した。

正直はこの絵に題名をつけていた。

それは「ソース」だった。

(おわり)

ソースさんの恋ネタバレあらすじ結末まで!原作小説の感想


純粋な大学生と、謎めいた過去を持つ年上の女性のラブストーリーかと思って読み始めましたが、羽鳥医師の狂ったようなミカへの歪んだ愛の部分は強烈で斬新で面白かったです。

毎日彼女が買いに来るソースの意味がわかった時は想像していたよりも壮絶な過去で、亡くなった羽鳥兄への強い思いからくるものであることがわかった時は涙…涙で、感動的でした。

正直との記憶を消されたものの、正直の力によって再び記憶を取り戻したミカ。

突然姿を消した日から長い歳月が流れ、正直の元に会いに来たラストは感動的でした。

ドラマではどのように描かれるのかとても楽しみです!

スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0