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ドラマミステリーズ妻の女友達ネタバレあらすじ(大泉洋)&感想!結末は妻が衝撃の告白… [ドラマ]

「ドラマ・ミステリーズ~カリスマ書店員が選んだ珠玉の一冊」にて、大泉洋さんが主演を務める「妻の女友達」

これは小池真理子先生の小説「妻の女友達」の短編ミステリー集の作品のひとつです。

今回は、小池真理子作品「妻の女友達」の原作小説を読んだので、ネタバレあらすじを結末までと感想をまとめました!

(結末を知りたくない方はご注意ください)

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ドラマミステリーズ妻の女友達ネタバレあらすじ(大泉洋)【前半】


広中肇(ひろなかはじめ/演:大泉洋)は市役所の戸籍係として勤務していた。

市役所とは言っても、小さな出張所であり仕事量はたかがしれている。よほど混んでない限りは、定時の5時にはきっかり会社を出て、自転車にて家路についた。

市役所から自宅までは自転車で10分以内の距離。途中寄り道をするところもなく、肇には家庭以外に興味はなかった。

肇には家庭こそが生きがいであり、特に大きな野心もなく平凡で波風のたたないつつましい人生を送っており、そんな日常に満足していた。

肇の妻・志津子(戸田菜穂)とは5年前に見合い結婚した。

清楚で控えめで優しく気配りの家庭的な女性。肇の好みでありで、平穏な家庭生活を育む姿は肇にぴったりのパートナーだった。

志津子は子供の頃に煩った小児マヒの後遺症で、右足に軽い障害があり、歩行に問題はなかったもののやや少し引きずるように歩いていた。

肇には3歳になる娘・ちえみ(井上風宇子)がいた。

志津子に似ておとなしく、仕事が休みのときは、家族3人で近所を散歩し公園のベンチでアイスを食べて過ごす休日を送り、混雑するデパートや遊園地に行きたいと思うこともなく、それは志津子も同様だった。

志津子は洋服や小物などに物欲が少なく、自分がほしいものは手作りすることが好きだった。パッチワークのクッション、ぬいぐるみ、座布団、ちえみのおもちゃなど、自宅にあるものはほとんど志津子の手作りのものだった。

肇や志津子の友人が自宅に来ることもほとんどなく、肇はそんな家族3人つつましくひっそりと過ごす毎日に幸せを感じていた。

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ある日、志津子が料理教室に通いたいと言い出した。

週に1回通うだけで、フランスの家庭料理がマスターできるものだという。

肇は、志津子は料理上手だから必要ないんじゃないかと思ったが、家事だけが趣味のような妻に、少しは楽しみを与えてやってもいいような気がして、料理教室に通うことを承諾した。

その直後、自宅の電話が鳴った。

平日の夜9前。この時間に電話をかけてくるものはほとんどおらず、肇は不思議がりながらも電話にでた。

電話口の女性は「多田美雪」と言い、志津子の友人だった。

多田美雪(高岡早紀)は志津子の高校のクラスメートで、卒業後アメリカに渡りアメリカ人と結婚。

そのためしばらく連絡が途絶えていたが、アメリカ人と結婚し別れた話しを書いた本がベストセラーになり、いまや有名な女流評論家となっていた。

つい先日、この近所に引っ越してきて志津子に連絡をしてきて、近くまで来ているからこれから自宅に来るという。

肇は、内心迷惑だなと感じていた。

これからちえみとお風呂に入り、志津子とテレビを見てゆっくりと過ごそうと思っていたからだ。

多田美雪はペンネーム・ジャネット多田という名で活躍し、「ブロンド胸毛と暮らした日々」というエッセイ集でブレイク。

肇の職場の女の子たちも彼女の本を買って読んでおり、物凄い美人だからブロンド男と暮らせたのよねと、どうやら美人であるということも知っていた。

肇も志津子から、友達が書いた本なのと渡されたが、不潔ったらしいタイトルが嫌で中身は読まなかった。

来るなら明日にしてくればいいのにと思っていたところ、美雪がやってきた。

自宅に訪れた美雪は映画やテレビに出る女優のように美しく、優雅だった。

セクシーな衣装に高価な装飾品を身にまとい、きつめの化粧に香水を身にまとった美雪は、どう見ても志津子と同い年で、高校時代に仲が良かった女性には見えなかった。

美雪はタバコを吸いながら、二人はぺちゃくちゃとおしゃべりを始めた。と言っても、ほとんどが美由紀の自慢話しだった。

本の出版のこと、マスコミに取り上げられ人気者になったことや、芸能人とのパーティーなど志津子は、その話しを素直に「すごいわ、偉いわ」と聞いていた。

派手で華やかな女の傍、ほとんど化粧もしていない地味な志津子が必死で相槌を打っている姿に肇はいとおしく、痛々しさも感じた。

美雪は、忙しさのあまり身の回りの世話をしてくれる人が欲しいと話し始め、週に1回でいいから自宅の掃除や洗濯など志津子に働かないかと誘う。

肇は内心では反対だったがしぶしぶ了解し、志津子は毎週水曜日に美雪の家に行くことになった。

料理教室も水曜日だったため、ちえみを昼間保育園に預けている間、志津子は美雪の家に行き、掃除や洗濯を行い、料理教室に通い夕方ちえみを迎えにいくということで決まった。

肇は突然現れた美雪に不快感を抱き、本当は志津子に掃除になんて行くなと言いたかったが言い出せず、いつか美雪がきちんとした家政婦を雇い、志津子も料理教室が楽しくなり美雪の小間使いにされていることがいやになる日がくることを願った。

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美雪が来た2日後の水曜日

肇が帰宅すると、志津子がめずらしくにぎやかで「すごいのよ」と美雪家での仕事のことを話し始めた。

ハリウッドスターが住むような自宅で、家具も食器も高価で洋服も沢山有り、デパートみたいだと。肇は聞いているだけで不愉快だったが、そんな様子に気づくことなく志津子は興奮して話しを続けた。

料理教室も仲間がたくさんできてわかりやすくて楽しいらしい。

毎週水曜日は、志津子が料理教室で習ってきた料理が1品並ぶようになり、食卓での会話は美雪のことで終始した。

美雪は、時折自分が着なくなった服やアクセサリーなど志津子に譲り、志津子も嬉しそうにテーブルに並べて見せた。

肇は「よかったな」と言いつつも、物乞いのようにもらっている志津子の姿を想像すると不快感が募っていった。

美雪の自宅に行くのは週に1回の約束だったものの、次第に週に2回、3回行くようになった。

突然の電話で始まり、掃除や片付けだけでなくパーティーの料理や夜食の用意、家賃の支払い、生活用品の買出しから修理に出したハイヒールの受け取りまで、あらゆることをやらされるようになった。

時には、夜になって出張の荷物のパッキングを手伝って欲しいと連絡があり、しぶしぶながら夜遅く志津子は出かけ、疲れた顔で帰ってきていた。

その様子を見ていた肇はイライラが募っていき、なぜ志津子はこんなにこき使われなければいけないのか、人手を借りるべきは足の不自由な志津子の方ではないかと思うようになっていった。

肇は志津子に、もう行くのはやめろと何度も言いたかったが、美雪のような女でも志津子の数少ない友人であり、友達らしい友達と遊びに行くこともなかった志津子の寂しい環境を考える言い出すことができなかったのだ。

そして肇の中で「アイツサエ イナケレバ」と、自分の中で得たいの知れない何かがささやくようになっていった。

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ドラマミステリーズ妻の女友達ネタバレあらすじ(大泉洋)【後半】


時が流れ、美雪は四冊目のエッセイ集を発表し、マスコミで騒がれる日々を送っていた。

肇の勤務する市役所でも、女子社員たちはどこからか志津子が美雪と知り合いであることを聞きつけ、美雪についてあれこれ聞いてきた。

肇はやや自慢げに自分は1回しか会っていないが女房とはしょっちゅう会っている、明るくていい人だと答えていた。

会ってみたいなという女子職員には、女房を通じて会わせてあげようかなどと、にこにことして間違っても美雪の悪口を一切言わないように心がけていた。

こう言っておけば、もし美雪の死体が発見されても、自分のことを疑うやつはいない。

自分が美雪と恋愛関係になり、志津子と三角関係となったという疑念を持たれないだろう、仮に疑われたとしても1番に容疑者リストから外す。

女房と二人きりで暮らしたいから、女房の友達を手にかける旦那がいるとは誰も想像しないだろう。

そう高を括っていた。

秋になり、志津子の母親が軽い脳梗塞を起こしたため様子を見に、ちえみを連れて実家に1泊してくることになった。

肇は、その日美雪が自宅にいることを知っていた。

なぜなら、前の晩に美雪から風邪を引いて自宅療養するため、志津子におかゆを作りにきてもらいたいと連絡があったのだ。

しかし、志津子は突然実家に帰ることとなり、申し訳なさそうに断っていた。

美雪から預かっている合鍵は、志津子が持っていっていたが、むしろ合鍵はない方が都合がよかった。

肇は仕事着から着替え、緑色のコールテンのジャケット、とカーキ色のチノパンに着替え、冬用の皮手袋取り出し、革ベルトを用意した。

夜7時すぎ。

肇は自宅から美雪に連絡をし、志津子に頼まれお見舞いの連絡をしてあげてと言われたと言い、果物など何か食べられそうなものを持きますよ、美雪に玄関にそっと置いて帰るから、鍵をあけて置いてくださいと連絡する。

自宅からすぐの美雪のマンションに着き誰にも会うこともなく美雪のマンションに到着した肇。鍵はかかっておらず、ドアはすっと音もなく開き、玄関から美雪に声をかける。

奥から「中にどうぞ」と美雪の声がした。

肇は美雪の部屋に入り、この贅沢なマンションで志津子が足を引きずりながら掃除をしているのかと思うと涙が出そうになった。

今に行くと、美雪が真っ赤なガウンを着たまま、退屈だったから一緒にホットウイスキーでも飲みましょうと言い出す。

いいですねと肇は誘いにのり、キッチンで美雪がウイスキーの準備をしている後ろで、そっとポケットに手を入れ革ベルトを取り出した。

美雪が肇の方を振り返ろうとした途端、肇は革ベルトを彼女の首に巻き、美雪を手にかけ命を落とした。

肇は突然恐怖に襲われ、ベルトをぽけっとにしまいその場から逃げ出した。

帰り際誰にも見られることなく自宅に戻ることができた。

これで、志津子とちえみの3人のまた平穏な日常の暮らしに戻ることができる。そう思うと肇は嬉しかった。

しかし、そう思ったのもつかの間、ジャケットの片方の袖口のボタンがちぎれていることを発見した。

茶色のくるみボタンでH・Hのイニシャルが入っている。

肇はあわてて、自宅や玄関を探したがどこにも見つからなかった。もしかして…美雪の家に落としてしまったのか。

実は、美雪を殺めた時、肇の袖口あたりをつかんできた。その時にボタンを引きちぎってしまったのかもしれない。

そうすると、H・Hのイニシャルが入っているくるみボタンは美雪の自宅に落ちているのもしれない。もし、警察にでもそのボタンが見つかったら肇が怪しまれてしまう。

美雪のマンションに行って取り返しに行こうと思ったが、二度とあそこに行くのが嫌だった。帰りに誰かに見つかってしまうかもしれない。もう一度冷静に考えてみることにした。

もしかしたらあのボタンは、古いジャケットであるし元々ちぎれていたのかもしれない。志津子は几帳面だったが、着なくなったジャケットのボタンを取り寄せて縫い付けることもしないだろう。

それは一縷の望みだったが、肇は美雪のマンションに再度行くことをさめる口実を自分の中で作り言い聞かせた。

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翌日、いつもどおり出勤していると志津子から役所に連絡があり、志津子が美雪が亡くなっているのを発見したという。

実家に戻った志津子が戻ってきてすぐに美雪のマンションを訪れ第一発見者になると想像していなかった肇は動揺した。

仕事が終わり、急いで自宅に戻った肇。「私さえ実家に戻らなければこんなことにならなかったのかも…」とショックを受けている志津子を慰めた。

美雪を発見した時のことを話す志津子に、肇は不安を抑えながら犯人が残したものはなかったのかと聞いたが、特に何もなかったという。

その日の夜、警察が訪ねてきて事情聴取を始めた。

美雪の交友関係、志津子との関係、途中涙ぐみながらも志津子はきはきと答え、友人の死を悼む姿に肇ももらい泣きしそうだった。

志津子への質問が終わり、今度は肇が美雪とはどういう付き合いだったか聞かれ、一度しか会ったことがないこと、引っ越してきて自宅を訪ねてきたことなどを話した。

一通り質問を終え、刑事が帰ろうとしたとき、ちえみがくまのぬいぐるみを抱えて刑事たちの周りをうろうろし始めた。見慣れないくまのぬいぐるみで、志津子が古いタオルで作ったもののようだった。

刑事が微笑ましそうに腰をかがめて、ちえみに話しかける。「かわいいぬいぐるみだね。お母さんが作ったの?」「うん、クマさんなの」その場に居合わせた全員が、ちえみが持っているくまのぬいぐるみに目をやった。

その時、肇の胸がどくんと鳴った。

肇は不自然にならないように、自分のもとにちえみを引き寄せ抱き上げた。そのくまのぬいぐるみの片方の目は、H・Hの茶色のくるみボタンだったのだ。

肇は引きつる顔を隠すように刑事たちを見送った。

刑事が帰った後、志津子をソファーに座らせ改めて問いかけた。「クマのぬいぐるみ君が作ったのか」「そうよ」志津子の表情に変化はなく「ちえみに新しいぬいぐるみを作ってあげたいと思って、ちょうど目につけるためのボタンがあったから」

肇はうなるように「このボタンどこで見つけた」と言った。

志津子はうつむき、唇を震わせながら「私に言わせるの」と言い、それでも肇は続けて聞いた。

志津子はゆっくりと「美雪さんのところ。私はメイドのように彼女に雇われてていたから、彼女の部屋のことなら何でもわかる。彼女がなくなっていた時に傍に転がっていたボタンに気づかないはずがないわ。私が刑事が来る前にそれに気づいて拾っておかなければあなたは今頃…」と答えた。

肇はどうして黙っていたのかと問うと「びっくりさせたかった。それだけ」

肇は震える声で「君は…天使だ。俺はあの女に耐えられなかった。自分たちの静かな暮らしを邪魔されたくなかった」

と言うと、志津子も「私もよ。友達だとしても美雪は私のことをなめてかかっていたから、あなたの気持ちよくわかる。」と笑った。

肇は志津子の手をとり、「亭主が犯人だとしても冷静に対処したんだね。天使だ」と志津子の手をとった。

しかし、志津子はその手をふりほどき「動機もないからあなたは疑われず完全犯罪だわ。私はあなたをかばうわ。でもその代わりに…離婚して欲しい」

肇は志津子の言葉が信じられなかった。

志津子は、肇との暮らしにうんざりしていた。

退屈で、隠居した老夫婦みたいな生活。デパートにも行けず、休日は公園を散歩するだけ。ヒステリーを起こしそうになり、裁縫で気を紛らわしていた。

でもそれだけでは発散できなくなり、料理教室に通うようになった。

やがて、料理教室の先生と不倫の仲になり、肇と離婚したらちえみも引取り、料理教室を一緒に経営する計画をしているという。

あとは、肇ともめることなく、離婚するだけだという。

また、美雪は志津子の家政婦でもあったが、恋の良き相談相手だった。夜に先生と会うため、美雪はアリバイ作りに協力してくれ、志津子を呼び出すようなふりをして電話をしてくれた。

美雪からもらったと言っていたプレゼントも、実は全て不倫相手からもらったものだった。

別れてくれなかったら、ボタンのこと警察に話しますからと肇に言い放ち、クマのぬいぐるみを抱き、恋しい人を思い浮かべるように視線を宙に向けたのだった。
(おわり)

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ドラマミステリーズ妻の女友達ネタバレあらすじ(大泉洋)感想!



まさかの最後のどんでん返しに驚愕でした。

夫は、平凡な暮らしを望み、地味だと決め付けていた妻も気持ちは同じと思い込んでいた悲劇が招いた事件。

夫は、妻のことを何も知らず、自分の理想にはめ込んでいただけであり、時折妻のことをかわいそうだから哀れみさげすんでいたような部分もあった。

しかし妻は夫とはまったく、別の世界を望んでいた。

夫が犯罪を起こしたことで、自分にさからえない状況を逆手に取り、自分の望む未来を手にしようとする。

普段地味で何も言わない、志津子だからこそ最後のどんでん返しが、より一層恐ろしく、予想を裏切るものでした。

自分の価値観を妻も同じだと思い込み、半ば強引に押し付けていた夫への逆襲といったところでしょうか。

これは定年後に離婚を切り出す熟年離婚に通じるものがあるのではないかと思いました。

もし、自分の価値観で妻はこうだろう…と勝手に思い込んでいる、男性は要注意です!

女って恐ろしい…!前半の静かでつつましい夫婦生活がより一層ラストの妻の告白は強烈なものでした。

さらっと読めたわりには、なかなか面白い作品でした!

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